LAを拠点に活動するR&Bシンガーソングライター、 Sy Smith (サイ・スミス)。
ワシントンDCのゴーゴー・バンド、”In Tyme”のメンバーとしてキャリアをスタートし、1997年より拠点をLAに移し活動。
Usher、Eric Benet、Me’Shell NdegeOcello、Brandyらのバックボーカリストとして下積みし、99年にディズニーのレーベル、ハリウッド・レコードと契約したが数枚のシングルをリリースしたのち契約を解除され、インディペンデントで活動。
様々なアーティストとのコラボレーション、ゲストボーカルを経て、2003年Brand New Heaviesのアルバム『We Won’t Stop』でリードセッションシンガーに抜擢されたことでシンガーとしての存在が確立され、2005年デビューアルバム『The Syberspace Social』をリリース。
その後もZo!、The Foreign ExchangeといったPhonte系のR&BプロジェクトからChris Bottiなどジャズフュージョンまで様々なアーティストのコラボレイターとしても活躍。
さらに自身のアルバムもコンスタントにリリースしています。様々なジャンルを乗りこなす柔軟さとしなやかで芳醇なボーカルは実力充分。
アンダーグラウンドシーンが中心で自身のアルバムもどこか地味さが否めないところもあるのも事実ですが、2024年1月リリースのニューアルバム『Until We Meet Again』は流行りに左右されない大人のアーバンソウル全開でなかなかの秀作ですので、ここでレビューしていきたいと思います。
Sy Smith : レビュー
Flowers
アルバム『Until We Meet Again』のオープニングカット。ゴージャスなグルーヴ感でアルバムへの期待感が高まるオープニング。
Masterclass (feat. Sheila E. & Leo Amuedo)
長年のコラボレイト仲間であるシーラ.Eとの作品。アダルトな雰囲気漂うトライバルな四つ打ちトラック。
Summer Of ’93 feat. Tracey Lee & Dontae Winslow
90年代にブレイクしたラッパーTracey LeeとLAの新鋭トランぺッターDontae Winslowをフィーチャーし、Tall Black Guyがプロデュースした90年代フレイバーとジャズが融合した大人のパーティチューン。カッコイイ。
Sy Smith feat. Rahsaan Patterson – Nights (Feel Like Getting Down)
サイ・スミスというとなぜかこの曲が一番印象的。
大人のアーバンメロウ・アンダーグラウンド・ソウル、 Sy Smith (サイ・スミス)でした。