オーストラリア・シドニーを拠点とするボーカリスト、 Natalie Slade (ナタリー・スレイド)。
現代オーストラリアネオソウル・フューチャーソウルの先駆的バンド、Hiatus KaiyoteのキープレイヤーであるベーシストのSimon Mavinがプロデュースし、イギリスのエレクトロニック系プロデューサー、Floating Pointsが主宰するレーベルEGLOからデビューした注目の実力派シンガー。
2020年6月にアルバム『Control』をリリースしています。
R&B、ソウル、ジャズをベースにしたクロスオーバーなサウンドとフォーキーでオーガニックなアプローチからダウンテンポ、エレクトロニックまでをさり気なくも緻密に練り込まれた作りに、Natalie Sladeのソウルフルな歌声が混ざり合う非常にレベルの高い作品。
最近のオーストラリアトレンドをしっかりと捉えつつ、高次元に進化している聴き応えのあるアルバムではないかと思いますのでレビューしていきましょう。
Natalie Slade : レビュー
Love Light
ジャジーオーガニックなサウンドとソウルフルで大人っぽいボーカル。Hiatus Kaiyoteらしい作りですが、メロディ展開を抑え、あえてシンプルにグルーヴ感を意識したプロダクションが秀逸。
Humidity
モダンにレイドバックするメロウジャジーサウンドがカッコイイですね。おススメです。
Could Cover
アルバム1曲目は30/70のようなオーストラリア産フューチャーソウルからスタート。
ここから全曲視聴可能です。
Steve Spacek – Plain Site
UKフューチャー・ソウルバンド、スペイセックの中心人物である同レーベルEGLOに所属するSteve Spacekのアルバム『Sci-Fi』から、奥深い味わいを感じさせる魅惑の共演。
Lost Frequencies – Before Today
ベルギーの人気DJ、プロデューサーLost Frequencies(ロスト・フレクエンシーズ)の2019年作。声質的にもこういったディープハウス、クラブサンドでのコラボレイターとしても人気が出そうです。
まとめ
オーストラリアの実力派ネオソウルシンガー、Natalie Slade(ナタリー・スレイド)でした。
現代オーストラリアネオソウル~フューチャーソウルシーンの見逃せない大型新人ではないでしょうか。
HiatusKaiyoteのみならず、Fatima、Charlotte Des Santos、Yazmin Lacey、Joyce Wrice、Kadhja Bonetあたりが好きな方は必聴です。
日本版はP-Vineからリリースされています。
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