イーストロンドン出身のシンガーソングライターであるNeo Jessica Joshuaのステージネーム、 Nao (ネイオ)。
ジャマイカ系移民のバックグラウンドを持ち、ロンドンの名門芸術学校であるギルドホール音楽演劇学校でボーカルジャズを学び、卒業後はサウスロンドンでボーカルトレーナーとして活動しながら音楽制作活動をするようになり、2014年頃からSoundCloudに楽曲をリリースし始め、いくつかのレーベルのオファーを断り自身のインディペンデントレーベル、Little Tokyo Recordingsを設立。
2015年デビューEP『So Good」をリリース。翌2016年に初フルアルバム『For All We Know」をリリースし、BBC Sound of 2016で3位選出、またその翌年の2017 Brit AwardsではLianne La HavasやEllie Gouldingらとともに”ブリティッシュ女性ソロアーティスト賞”にもノミネートされ順風満帆なスタートを切った。
エレクトロニック、ファンク、R&Bの要素を融合したハイブリットサウンドを自ら”wonky funk” と呼んでいて(イギリスのスラングで”ゆらゆらした”とか”真っすぐじゃない”のような意味でしょうか)、そのアーバンでオルタナティブなサウンドとキャリア的にも実力充分な淡い歌声のボーカルが魅力的です。
2019年には2ndアルバムである『Saturn』がグラミー賞”BEST URBAN CONTEMPORARY ALBUM”にもノミネートされ、3rdとなる2021年『And Then Life Was Beautiful』もPitch ForkやThe Guardianなどのメディアでも高く評価されているNaoを聴いていきましょう。
NAO : レビュー
Antidote feat. Adekunle Gold
2021年『And Then Life Was Beautiful』より。
ナイジェリアン・オルトの注目シンガー、Adekunle Gold(アデクンレ・ゴールド)をフィーチャーしたクールアフロビートなオルトR&Bチューン。
Woman feat. Lianne La Havas
Lianne La Havasとのコラボレーションによる女性賛歌。
Another Lifetime
2018年作『Saturn』より、ドラマチックな展開と可憐だが力強いな歌声が聴ける人気曲。
可憐な歌声と独自のファンクで挑むUKネオソウルシンガー、 Nao (ネイオ)でした。『And Then Life Was Beautiful』では上記で取り上げたAdekunle GoldやLianne La Havasに加え、Lucky Daye、serpentwithfeetといった旬なアーテイストとのコラボ含めた美しくも丁寧なオルタナティブR&Bが展開されています。