クルド人のアイデンティティを受け継ぐオランダを拠点に活動するシンガーソングライター、ステージネームは Naaz (ナヅ)、本名Naaz Mohammad。
30年前、湾岸戦争時イラクから亡命した両親の間に生まれオランダ・ロッテルダムで育ち、厳格な両親の元、箱入り娘的に育った彼女は内向的でいじめにも合う環境を15歳の時に始めた音楽作成によりその環境を打破してきたということをNPRのインタビューで語っています。
自宅での地道な録音活動とオランダのタレント発掘番組などにも出演、2018年4月に「Bits Of Naaz-EP」をリリース、2019年リリースの「The Beautiful Struggle-EP」からのシングル、”TAPED”でプチブレイク。
そして、ヨーロッパのミュージックアワードである、MTVミュージックアワードノミネート、Music Moves Europe Talent Awards 2020では見事ウィナーに輝くヨーロピアンドリームの真っただ中にいる21歳です。
自身の苦労(いじめ)を題材にしながら力強くソウルフルな歌声が心に響いてくる、新たなヨーロピアンポップスターの誕生の予感です。
こういう純粋な欧米だけでない人、Joy CrookesやCleo Solもそうですが、こういう人たちのブレイクはなんだかワクワクしますし、ヨーロッパのミュージックシーンがどんどんボーダーレスになっているように感じます。
Naaz – Review(レビュー)
Up To Something
豊かな表現力なるポップサウンドと前に突き進んでいくようなリリックが美しく素晴らしい。
Do You?
自身のアイデンティティと情熱性が突き刺さってくるパッション溢れる作品。
Loving Love
凄くポップセンスを感じる内容。ヨーロッパでのアワード受賞が納得できるし、メジャーブレイクも近いんじゃないか?と思わせてくれます。
Can’t
ロマンチックで感傷的な内容を、曲が発展するにつれて感情が増すボーカルとそれに沿うトラックのバランスが秀逸。
As Fun
ラブリーでポップに進む展開、表現力の非凡さは本物でしょう。
Taped
独創的で力強いサウンドと表現力豊かなボーカルに心奪われます。
まとめ
絶対に知っておくべき新星ポップシンガー、 Naaz (ナーズ)でした。この感動的でもある表現力とパワフルなサウンドは特筆すべき才能です。2020年代絶対に知っておくべき才能です!