オーストラリア・メルボルンをベースとするサイケデリック・ジャズ・グループ Mildlife (マイルドライフ)。
2013年メルボルンで結成され地元での活動の後、2017年アルバム『Phase』でデビュー。
スペースロックにディスコ、ハービー・ハンコックやアジムスのようなサイケデリックフュージョンを合わせた、バンドミュージックと70年代のアナログ的な情景を感じさせるサウンドで独自のニッチ領域を切り開いています。
2020年セカンドアルバム『Automatic』では1stを踏襲したサイケデリック・フュージョニックサウンドをさらに進化、表現の幅を拡げ前作に引き続きオーストラリアのミュージックアワード、ARIAミュージック・アワードを受賞し国内で高く評価を獲得。
近年ではArctic Monkeys、Khruangbin、 Parcels、 Kamasi Washingtonらとの共演を果たし世界的なクロスオーヴァージャズシーンでも注目を浴びる存在になっており、2024年3月1にはサードアルバムとなる『Chorus』をリリースしています。
Mildlife : レビュー
Future Life
『Chorus』より、前奏のムーグの利かせ方、ダークなヴォーカルに70年代コズミックサウンドへの憧れを強く感じさせる作品。
Musica
70年代スペースディスコ、イタロディスコ・インスパイヤ。
Rare Air
セカンドアルバム『Automatic』より、コズミック&スペイシーな構成にギターの揺らぎが気持ち良いエッセンスとなり後半はアジムス的トロピカリア・サイケデリックフュージョンへと展開。
The Magnificent Moon
ファーストアルバム『Phase』より、Mildlifeと言えばこの曲、ともいうべき彼らのコンセプトが詰まった曲。
サイケデリック・クロスオーバー・ジャズバンド、 Mildlife (マイルドライフ)でした。
サードアルバム『Chorus』も初志貫徹的なサイケデリック・フュージョニックサウンドが進化しつつもブレない徹底ぶりが見えますね。この先もこの路線で突っ走ってもらいたいバンドです。