ジャズ、R&B、ソウル、ドラムンベースを融合させたヒップホップ・ジェネレーションのジャズシンガー、現代ジャズボーカルのカリスマとして君臨するニューヨークのボーカリスト、 Jose James (ホセ・ジェームス)。
現代のGil Scot-Heronのような、渋くセクシーな歌声で今やブルーノートレーベルの看板歌手として活躍しています。日本にも今年2月にビルボードライヴ東京で、黒田卓也(Trumpet)、大林武司(Keyboards)、 Nate Smith(Drums)、Ben Williams(Bass)という素晴らしい布陣を引き連れて来日講演していますね。
活動は2008年にGilles PetersonのBrownswoodレーベルのバックアップでデビューアルバム「Dreamer」をリリース。ジャズ、エレクトロ、ソウル、ポップスを融合させたオルタナティブな作品が世界的に話題となり、その後も数々のアルバムリリースと共に、JazzanovaやNicola Conte、日本のDJ MITSU THE BEATSやSoil & “Pimp” Sessionsとも共演しています。
影響を受けたアーティストとしてジョン・コルトレーン、マーヴィン・ゲイ、ビリー・ホリデーなどを挙げており、実際にビリー・ホリデーのトリビュートアルバムを作成したりしていますが、2018年にリリースされたアルバムはBill Withersのトリビュートアルバムで、その名もBill Withersの名曲から「Lean On Me」。
Bill Witherの記事はこちら。
バックバンドはPino Palladino (bass), Kris Bowers (keys), Brad Allen Williams (guitar), Nate Smith (drums),Marcus Strickland (sax),黒田卓也 (Trumpet),ゲストボーカルにLalah Hathawayとこれまた豪華!ホセのスモーキーなボーカルにこのバックバンドでBill Withersの名曲が蘇る!ときいただけでワクワクしますね!
2023には今度はErikah Baduのトリビュートアルバム『On & On : José James Sings Badu』をリリースしていて、(鍵盤でBIG YUKIが参加!)こちも興味深い内容です。
Jose James : レビュー
On & On
エリカ・バドゥのデビューシングルにして名曲をジャジー&ダンディーにキメたナイスカバー。
Jose James – Lovely Day feat. Lalah Hathaway
誰もが知ってるBill Withersの名曲その①
Jose James – Use Me
誰もが知ってるBill Withersの名曲その②。オリジナル72年作。初期の名作をクールに歌い上げています。Nate Smithのドラムワークも素晴らしい。
Jose James – Just The Two Of Us
誰もが知ってるBill Withersの名曲その③。ビル・ウィザースのオリジナルにはないスモーキーなTwo Of Us
Jose James – EveryLittleThing
アルバム”While You Were Sleeping”より。まったくアプローチの違うエレクトロニック作品
Jose James – Love
おススメ。アルバム”Dreamer”より。エレガントなジャジートラックとホセのシブいボーカルが見事にマッチ。
まとめ
そのセクシーでスモーキーな歌声で、現代ジャズボーカルのカリスマとして君臨する José James (ホセ・ジェームス)でした。
この20ね。