バルチモア出身で13歳からシンガー、女優活動を続けるJoanna Noëlle Levesque(ジョアン・ノエル・レベスク)のステージネーム、 JoJo (ジョジョ)。
幼いころから地元のコンクールなどで歌っていた彼女はテレビ番組に出たのをきっかけにプロデューサーのヴィンセント・ハーバートに発掘され13歳の時にセルフタイトルのデビューアルバム『JoJo』をリリース。
そのアルバムから「Leave (Get Out)」が全米12位、ポップチャート1位となり、アルバムは400万枚以上のセールスといきなりブレイク。次作のセカンド・アルバム『The High Road』からもシングル「Too Little Too Late」が全米3位と人気シンガーとしての地位を固め、その後もシンガーとしてだけでなく、女優としても2006年『愛しのアクアマリン』、ロビン・ウィリアムス主演のコメディ『RV』やアメリカの数々のテレビドラマに出演し人気を得ています。
レーベルとのトラブルもあり、シンガー活動が一時ストップしていましたが、2016年に10年ぶりのフルアルバム『Mad Love』をリリース、そして2020年には『Good To Know』がリリースされています。
その時代のトレンドを反映したR&Bサウンドにパワフルでシャープな歌声は、同じようなR&B系サウンドによるポップシンガーと比較して、彼女自身のキャラクターも含めてあまりポップさを前面に出さず硬派な印象を受けますね。Pitchfork、Rolling Stoneなど音楽専門サイトからの評価も高いのも頷けます。
それでは2020年アルバム『Good To Know』を中心にレビューしていきます。
JoJo : レビュー
Man
ギターを基調としたミッドテンポチューンで、どことなくKiana Ledeの曲『EX』に似てますね。MVにはアリ・レノックスやティナーシェがカメオ出演しています。
What U Need
ダンサブルでキャッチーな90年代っぽい作りで万人受けするR&Bポップ。キレキレダンスですね。うーん。。。
Comeback feat. Tory Lanez & 30 Roc
このアルバムのおそらくハイライトとなるであろうカナダのラッパーTory Lanesと、MigosやCardi Bらの楽曲も手掛けるソングライター、30 Rocを迎えてのセクシーなミディアムテンポ。Tory Lanesがトラブル起こしているので(Megan Thee Stallionへの銃撃逮捕、ミーガンは軽傷)ミソついちゃいましたね。
Sabotage (feat. CHIKA)
2019年の単体シングル。ダークなベースラインとシャープなJoJoのボーカルがマッチする、JoJoらしいR&Bサウンドで個人的に好きな曲。途中のラッパー、Chikaも絶妙なエッセンス。
PJ Morton feat. JoJo – Say So
PJ Morton先生に導かれてのバレンタイン・ラブソングで第62回グラミー賞『Best R&B Song』を受賞!
Leave (Get Out)
デビューアルバムからの大ヒット曲、レーベル移籍トラブルにから(おそらく)版権取り戻しての2018年リイシュー。当時13歳とは思えないしっかりとしたボーカルがJoJoらしいR&B/ポップ。
まとめ
シャープなボーカルが硬派なR&B/ポップシンガー、JoJo(ジョジョ)でした。これからも硬派路線を貫いてほしいですね。ダンスなんかしなくていいんです。硬派でいきましょう。