サウスロンドンのDJ、エレクトロニック/フューチャーR&Bプロデューサー、 Joe Hertz (ジョー・ハーツ)。
彼のお父さんはスペイン・イビザの『バレアリックサウンド』の第一人者でもある伝説的なDJであり、大英帝国勲章も持つPete Tong(ピート・トン)。
その父の影響により幼少のころからエレクトロニック、ダンスミュージックの中で育ち、それに加えアメリカのヒップホップやR&Bに親しんできた経験がそのまま、エレクトロニック/フューチャーR&Bの形となってアウトプットされています。
そんな独自のサウンドは同世代のSG LewisやMura Masaに例えられるような、今のロンドンシーンのきらびやかさを感じることができる作品ばかり。最近では日本のアーティストSIRUPのアルバム『CIY』にも参加しています。
アルバムは2017年『Night / Daze』、2020年7月に『Current Blues』をリリース。
2022年9月にはEP『Kiss From The Sun』をリリースし、よりエレクトロニックでチルなアプローチになっています。
Joe Hertz : レビュー
Kiss From The Sun
EP『Kiss From The Sun』からのタイトルトラック。お得意の美麗エレクトロニックR&Bを父親のホームベースであるバレアリックな側面からアプローチ。
Trippin’ feat. Ryahn
『Current Blues』より。
フロリダ出身ロサンゼルス拠点のシンガー、Ryahnをフィーチャーした美しい旋律とグルーヴが気持ちよい美麗メロウトラック。
Cross My Mind feat. Sophie Faith
『Current Blues』より。
ロンドンの注目シンガー、Sophie Faithをフィーチャー。哀愁漂うメロディと、ソフィー・フェイスのソウルフルなボーカルが艶めかしい。
Rain In Cuba feat. Sam Wills,Barney Artist,Blue Lab Beats
『Current Blues』より。
前作『Night / Daze』の”FOMO“でもフィーチャーされていたシンガー、Sam Wills、イースト・ロンドンのラッパーBarney Artist、現代クロスオーバーの注目デュオ、Blue Lab Beatsと、ロンドンの新世代を担いそうな面々が参加した、なかなかロマンチックなアーバンリゾートサウンド!
One Sided feat. Kaleem Taylor
『Current Blues』より。
Snakehips ”Forever“でフィーチャーされていた、ロンドンのソウルシンガー、Kaleem Taylorとのコラボレイト。
オリジナルはストレートな王道的ブリットソウルですが、リミックスがいくつか用意されていて、EmmavieやChloe Martiniが担当。この辺のリミキサーチョイスもさすが。
Playing For You feat. Bassette
2016年のシングル。
ロンドンのR&Bシンガー、Bassetteをフィーチャーした人気曲。エレクトロニックの中に温かみを感じるサウンドメイクが素晴らしい。
SIRUP- MAIGO feat. Joe Hertz
注目の日本人シンガー、SIRUPとJoe Hertzがタッグを組んだフューチャーR&B/J-POP!
今回のSIRUPのアルバム『CIY』は結構先鋭的なエレクトロニックポップといった感じですね。
まとめ
ロンドンの美麗フューチャー・R&Bサウンドプロデューサー、 Joe Hertz (ジョー・ハーツ)でした。
お父さん譲りのセンスと独自の美麗R&Bサウンド、そして様々なアーティトとのコラボレイトによるケミストリーが魅力をさらに増幅させています。
アルバム『Current Blues』も非常おススメの内容です。