【まずはこれ聴け】シティポップネタ Future Funk 基本の7選

future funk Electronic
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2010年代初頭から台頭してきたVaporwave(ヴェイパーウェイヴ)という80年代~90年代の様々な音源を無造作にサンプリングし、デフォルメさせたエフェクトで仕上げるインターネットミュージックの中で派生的に生まれたのが Future Funk (フューチャー・ファンク)。   

日本の80年代シティポップを歌詞もろともサンプリングしヴェイパーウェイヴ同様に仕上げていくサウンドと、YouTubeで日本のその年代のアニメやCMを粗々につなぎ合わせる動画によって生まれるジャパニーズサブカル&ポップカルチャーごった煮感が、日本語のわからない海外でもクールジャパンよろしく人気を博すことに。

 

このフューチャー・ファンクの躍進によって逆輸入的に日本のシティポップの人気再燃につながりました。

2020年代に入ってもフューチャー・ファンクはアニメファンやSNSなどによって人気のジャンルとして定着しており、最近ではシティポップだけでなくR&B、ファンク、ディスコなどあらゆるジャンルをサンプリングネタとして使っています。

今回はそのフューチャー・ファンクで押さえておきたい、基本の7曲を元ネタシティポップとともにチェックしていきます。

 

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シティポップネタ Future Funk 基本の7選

future funk

フューチャーファンク#1  Night Tempo  – Plastic Love

いまやシティポップの代名詞、アンセムとしてFriday Night Plantofubeatsもカバーする竹内まりやの『Plastic Love』。

フューチャーファンクの第一人者として知られる韓国のDJ、プロデューサーであるNight Tempoが、2016年にこの竹内まりやの「Plastic Love」をリメイクしたことでシティポップの海外でのムーブメントに火が付いた、といっても過言ではありません。

 

▼竹内まりやオリジナル版はこちら▼

▼Night Tempo×WINKも面白い▼

 

 

フューチャーファンク#2  TANUKI – BABYBABYの夢

イギリスのVapor Wave、Future FunkのDJ、TANUKIより。

こちらも竹内まりやの定番シティポップ、87年作「夢の続き」をリメイク、&なぜかうる星やつら。

 

フューチャーファンク#3  illuminate – Bae City

カリフォルニアのDJ、illuminate(イルミネイト)より。

「水色の雨」が大ヒットした八神純子のディスコブギー「黄昏ベイシティ」を使用。この曲は前出のNight TempoYung BaeKissmenerdygirl、Nielsn Vabs 、Dan Mason ダン·メイソンらも使っているフューチャーファンク界隈から人気の曲。

前出のNight Tempによる『黄昏のベイ・シティ』使い。

 

 

フューチャーファンク#4  Aests – FIGHT!

情報があまりないのでわかりませんが、おそらく日本の女性DJ…かな?

レアシティポップとしてマニアから高い人気を誇りすぎてもはや「レア」ではなくなった感のある、あの「泰葉」のソウルフルなボーカルが光る逸品、『フライデイ・チャイナタウン』を使用。

 

 

フューチャーファンク#5  マクロス MACROSS 82-99 – “82.99 F.M”

この人もフューチャーファンクのパイオニア的存在、メキシコの日本オタク文化大好きDJ、マクロス82-99さん。

国分友里恵&カシオペアメンバーとの「シャンバラ」というグループでも珠玉の作品を提供している秋本薫の86年マニア垂涎レアものポップ。

 

こちらも『Dress Down』使いの後述Yung Baeマクロス82-99の共作。

 

 

フューチャーファンク#6  Yung Bae – If You Want It

フューチャーファンクのトップバッター、Yung Baeより。相当なリリース量がある中から、ジャパニーズR&Bのパイオニア、久保田利伸からレアものファンク「Dance If You Want It」使い。

▼フューチャーファンクのトップバッター、Yung Baeの記事はこちら▼

Yung Bae / Future Funkのトップバッター
オレゴン州ポートランドをベースに活動する、いわゆるFutere Funkの代表的なプロデューサーである Yung Bae (ヤング・ベー)。エレクトロミュージックからの派生ジャンルとしてChill WaveやVaperwaveを経て発展してきたFuture Funk、Yung Baeの2019年最新アルバム『Bae5』がリリースされていますので、その楽曲とネタ元中心にレビューします。

 

 

フューチャーファンク#7  Saint Pepsi – Skylar Spence

NY、ロングアイランドのプロデューサー、フューチャーファンクの重要人物の一人であるSaint Pepsi(のちに Skylar Spence)。

Night Tempo同様、昨今のシティポップブームの火付け役となった、山下達郎Love Talkin'(Honey It’s You』使いの定番フューチャーファンク・アンセム。

 

 

まとめ

シティポップネタ Future Funk 基本の7選をお送りしました。

どこか雑だけどポップでファンクな作りは、日本人として聴いてきた日本のポップス観を良い意味で覆した新鮮なものでした。

冒頭でそれらしく書いてはみたものの、もうどこまでがヴェイパーウェイヴでどこまでがフューチャー・ファンクも境界線もわからず、ついでにチルウェーヴチルホップなんかもありますが、ジャンルは気にせず楽しんでいければ良いと思います。

▼チルホップ特集はこちら▼

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