サウスロンドン出身のシンガーソングライター、 Ego Ella May (エゴ・エラメイ)。
「すべてのルーツはジャズ」と語るように、ジャズへの深い愛情と尊敬から生まれる優しくもソウルフルなネオソウルミュージックを生み出します。
BBCやBandcampなど音楽サイトはもちろん、Oscar Jerome、Joe Armon-Jonesをはじめとするロンドン音楽シーンの面々とのつながり、そしてご意見番、ジャイルズ・ピーターソンからも高い評価を得ている期待の新鋭。
同郷サウスロンドンのプロデューサー、Wu-Luのエッジの利いたサウンドと深みのあるボーカルが、現代ロンドン・ネオソウルシーンのど真ん中的な内容。
2019年EP『So Far』でデビュー、2020年6月にアルバム『Honey For Wounds』をリリースしています。
プロデューサーは盟友Wu-Luをはじめ、Nubiyan TwistのTom ExcellやAlfa Mistも加わり、バックにはOscar Jerome、Joe Armon-Jones、Ashley Henry、Theo Crockerなど新世代ジャズの強力な布陣が控えています。
これはもう間違いない作品です!
Ego Ella May : レビュー
Table For One
アルバム『Honey For Wounds』より。
緩やかなイントロダクションからクラシカルに流れ、ブレイクから現代UKジャズらしいエネルギッシュなドラミングに優雅なエレピとコーラスのコントラストへと展開するファンタジーネオソウル。
バックはKeys/Joe Armon Jones、 Guitar/Oscar Jerome、Drums/Eddie Hick、Bass/Wu-Luという強力な布陣。
Give A Little
アルバム『Honey For Wounds』より。
優しく穏やかなボーカルとコーラスをギターとトランペットの音色が包み込んでいく心安らぐネオソウル。
トランペットはTheo Crocker。
How Long ‘Til We’re Home
アルバム『Honey For Wounds』より。
ドリーミーなギターに包まれた緩やかなサウンドだが、ナイジェリアの移民の子としてロンドンで育ったときに感じた孤独と変位を歌ったもの。
Girls Don’t Always Sing About Boys
アルバム『Honey For Wounds』より。
冒頭からどこかエリカ・バドゥを想起させる歌いだしの雰囲気が感じられるスムーズR&B。
How Far
2019年EP『So Far』より。
ヒップホップのようなディープなビート、艶美なシンセ、グルーヴィーなベースラインにクール&タイトなボーカルが素晴らしい出来栄え。
Nubiyan Twist – 24-7
Nubiyan Twistの新作でもヴォーカルフィーチャー。
▼Nubiyan Twistの記事はこちら▼
まとめ
ロンドン・ネオソウルシーンを担う才女、Ego Ella May(エゴ・エラ・メイ)でした。
「エラ・メイ」と言えばR&Bシーンに大きく羽ばたいた「Ella Mai」ですが、こちらのエラ・メイ=Ella Mayもネオソウルシーンに大きく羽ばたきそうな逸材です。
▼そっちの「Ella Mai」はこちら▼
▼あわせて読みたいロンドン・ネオソウルシーン特集はこちら▼