ノースロンドン出身のマルチ奏者、シンガーソングライターの BenjiFlow (ベンジフロウ)。
ジャマイカ移民の両親のもとに生まれ、音楽一家だった家族と幼少のころからラテンアメリカの音楽に親しみながら育った。
イギリスの若者らしく当初はグライムのMCを目指していたようだが、滑らかな歌い方やドラム、ギター、ベースの演奏、幼少の頃からの音楽的バックグラウンドを生かしたプロデューサー業やSSWとしての活動を中心に据えることになったようです。
プロデューサーRagz Originale、ラッパーOscar WorldPeace、シンガーCartaeらと共にコレクティブMini Kingzの一員としても活動しており、Wretch 32、Avelino、Sipprellなどイギリスのラッパー、シンガーへの曲提供、プロデュース業としても活動。
自身の名義では、2018年『Deep End』を皮切りに、R&Bや西アフリカのハイライフからフラメンコ、サルサ、アフロキューバリズムのエッセンスを高次元、ハイセンスに融合させた作品をリリースしています。
2022年1月には2ndEPとなる『The Thrill』をリリース。
ジャズ、ラテン・アフロキューバリズム、R&B、がクールに美しく溶け合ったBenjiFlowサウンドを聴いてきたいと思います。
BenjiFlow : レビュー
GO
『The Thrill』より2曲。フラメンコ、ラテンミュージックのエッセンスがセンス良く取り込まれたナイジェリア・アルテとはまた違ったオルタナティヴミュージック。
She’s Not In Love
ホーンアレンジがアクセントになっている大人っぽいアフロジャズグルーヴ。カッコイイ。
Can’t Lose
Ragz Originaleとの共作による2020年1st EP『Benergy』より。アフロキューバン、サンバのテイストがうまくハマった中に男性的なバイヴスを感じる魅力的な作品。
ラテン・アフロフレイバー漂うオルタナティブR&B、 BenjiFlow (ベンジフロウ)でした。
男性的で大人の雰囲気が漂うサウンドでしたね。 20代にしてすでに成熟したオルタナティブミュージックです。