オーストラリアはメルボルンをベースに活動する、男女2人組みのエレクトロニック・ダンス・プロジェクト、 Au Dre (オー・ドレー)。
オーストラリアベースのネオ・ソウルバンド、「The Do Yo Thangs」のメンバーであるボーカリスト兼トランぺッターの Audrey Powne (オードリー・ポウン)と、同じくオーストラリア・メルボルンのポップ・バンド、「The Vaudeville Smash」のメンバーであるキーボーディストのJamBau(James Bowers)によるプロジェクト。
80年代のニュー・ジャック・スイングやUKポップ、90年代以降のR&Bやネオソウル、そしてデトロイトテクノやシカゴハウスを巧みに取り入れながら、キャッチーで煌びやかなシンセやドラムフックと、どこか懐かしく朗らかで叙情的なメロディーセンスを感じさせるサウンドに、Audrey Powneのボーカルが力強く響き渡る世界観がなんとも魅力的です。
2016年にAu Dré-EPをリリースしマニアから注目を集めていましたが、2018年フルアルバム「Au Dré」を4月にリリースしています。
Au Dre : レビュー
Wanna Know?
ロマンティックなメロディとギター音の何とも言えないレトロ感、そしてAudrey Powne のボーカルとトランペットが冴えわたる80年代シンセ・ポップ!
Gravity
ニュー・ジャックスイング的な跳ねるレトロなドラム音と、Pomradのような現代的シンセサウンドが絶妙なバランスでブレンドされているユニークな曲。
Lines
80年代ブギー・ファンクとAnderson PaakやKaytranadaのような現代R&Bを融合したグルーヴィチューン。
Fool Me
おススメ。Audrey Powne のフレッシュで若々しいボーカルとトランペットのアクセントが印象的なシンセポップ。
Give And Take
Bruno Marsの”Finesse”とR Kelly系NJSを合わせたようなアップテンポ・ニュー・ジャック・スイング!
まとめ
現代版ニュー・ジャック・スイングをメロディアスで若々しく再現している Au Dre でした。
単純な懐古主義的80年代~90年代リバイバルではなく、現代エレクトロサウンドと見事に融合させている意欲作だと思います。
こういう若い世代、90年以降に生まれ育った世代の人が80年代~90年代のインスパイアを受けた作品って多くなってきましたが、すごく新鮮だし、リアルタイム世代よりも先入観なしに素直にエッセンスを取り入れているところが気持ちいいですよね。
是非このアルバム聴いてみてください!