イギリスのブライトンのギタリスト、ボーカリストのLau Roを中心に構成されるサイケデリック・ロックバンドプロジェクト、 Wax Machine (ワックス・マシーン)。
ブラジル生まれでイタリアとイギリスで育ったLauは、家族と共に世界の多くの国に旅行に出かけたことで影響された各国様々な文化や音楽に影響を受け、フリージャズやラテンミュージックを基調にイタリアのライブラリーミュージックやサイケデリック・ミュージック、フォーク、ファンク、ブラジルの60年代トロピカリアを指向した世界観を構築しています。
2018年に2枚のEP『The This』と『Mind Palace』でデビュー。
2020年には日本のサイケバンド「Kikagakumoyou (幾何学模様)」の黒澤剛氏がプロデュースしたデビューアルバム『Earthsong of Silence』をリリースし日英サイケロックの融合が実現されています。
2022年には、彼らのビジョンを発展させ、Lau Roのセルフプロデュースにより自己完結させた2ndアルバム『Hermit’s Grove』をリリース。自身のルーツであるブラジルを強く意識した60年代トロピカリアとサイケロックがプロデュースと融合したエモーショナルでスピリチュアルな内容になっています。
Wax Machine : レビュー
Springtime
『Hermit’s Grove』より、エレクトリックピアノとファズアップされたエレクトリックギター、サックスによるサイケ・トロピカリア。
Guardians of Eden
ヴィンテージなイタリアとブラジルのテイストを混ぜ合わせたラウンジミュージック。
Truth
『Earthsong of Silence』より、ファズなギターと妖艶な男女ボーカルが織りなすGhost Funk Orchestra系のパワフルサイケロック。
This
『The This』のオープニング。ファズ&ファンクなグルーヴに包まれたヴィンテージ感たっぷりなサイケフォーク。
ブライトン発のトロピカルサイケデリア、 Wax Machine (ワックス・マシーン)でした。
アルバム『Hermit’s Grove』はトロピカルなトーンに重点に置いた妖艶でディープなブラジリアンサイケに仕上がっています。