カリフォルニア州オレンジカウンティ出身のキーボーディスト、シンガーソングライターの Vicky Farewell (ヴィッキー・フェアウェル)。
7歳の頃からクラシックピアノを習い始め、高校の頃からはジャズに傾倒しキーボーディスト、ソングライターとして活動。
ほどなくしてその才能はグラミーウィナーのアンダーソン・パークに見染められ、彼の傑作アルバム『Malib』と『Ventura』のソングライティングで参加(Vicky Nguyen名義)、以降Kali Uchis、Willow Smith、Dr. DreからMild High Club、Mac De Marcoと、西海岸を中心に一線級のアーティストのサイドマンとして活躍。
満を持して2022年ソロ活動をスタートし、同年4月にデビューアルバム『Sweet Company』をリリースしています。
Mac Demarcoがこの楽曲を惚れ込み彼の主宰レーベル”Mac’s Record Label”からのリリース。どこかリラックスしたフェザータッチなインディポップの雰囲気の中にメランコリックなR&B/ポップが煌めくように散りばめられたふんわりとした癒し系の内容ですが、エンジニアリングからプロデュースまでセルフで仕上げただけある一貫性を持たせた作品になっています。
Vicky Farewell : レビュー
Are We OK?
切ないボーカルとコード進行、ロマンティックな雰囲気漂うスウィートR&B。
Kakashi (All of the Time)
グルーヴィーなビートに「私のトモダチ私の愛するカカシ」というカカシ(NARUTO?)を題材にした、なんとなくJ.Lamotta すずめ的なネオソウル。
Get Me
シンセアレンジが素晴らしく甘い気持ちにさせてくれるメランコリックR&B。
Anderson .Paak – Celebrate
Vicky Nguyen名義で楽曲提供したAnderson .Paakの『Malib』より。
カリフォルニア・メランコリックネオソウル、 Vicky Farewell (ヴィッキー・フェアウェル)でした。
お気づきだと思いますが、これはRaveenaやHope Talaが好きな方(筆者含め)には堪らない内容の癒し系R&B・ネオソウルですね。