90年代からジャーマンハウス界隈で活動していたドイツのプロデューサー、Tim Bernhardtにより2012年に開始したプロジェクト、 Satin Jackets (サテン・ジャケッツ)。
Nile Rogersが作るような永遠に輝き続けるような洗練されたスムーズなサウンドを目指したというプロダクトは、そのコンセプト通り、どの曲も魅力たっぷりな眩い光を放ったメロディアスでロマンチックなバレアリック系シンセポップ~ニュー・ディスコサウンドを展開しています。
2019年4月に2ndアルバム「Solar Nights」を1stアルバム「Panorama Pacifico」同様ベルギーのニューディスコの名門レーベル、Eskimoからリリースしているので、そのアルバムを中心にレビューします。
Satin Jackets : レビュー
Satin Jackets feat. Panama – Automatic
ZimmerやPoolsideなどエレクトロ系アーティストへのフィーチャーワークも多い、オーストラリアのソングライター、Jarrah McCleary(=Panama)をフィーチャーしたスムーズで涼し気な四つ打ちインディーダンス。
Satin Jackets – Just Like You
煌びやかなシンセがキラキラと踊るシンセポップのお手本のようなアルバムNo1ポップな曲。
Satin Jackets feat Emma Brammer – We Can Talk
前作「Panorama Pacifico」より。個人的にベストトラックなSatin Jacketsサウンド。ソロでも活躍しているロンドンを拠点に活動するシンガー Emma Brammerをフィーチャーしたグルーヴィ・ダンスチューン!
Satin Jackets feat. Emma Brammer – Take It From Me
今回の「Solar Nights」でもEmma Brammerをフィーチャー。やはりSatin Jacketsサウンドにはこの人の声がよく合っています。
Satin Jackets feat. Niya Wells – Never Enough
ロマンチックなピアノフレーズとNiya Wellsの伸びやかな歌声が印象的な哀愁ディスコサウンド。
Satin Jackets – You Make Me Feel Good
前作「Panorama Pacifico」のラストに収録されている2013年作のバレアリック・ディスコの名作。
まとめ
眩い光を放つバレアリック系シンセポップ、 Satin Jackets でした。この辺のBPM110~120前半の曲はやはりBGMとしてもすごく気持ちイイです。Blank & Jones、Le Flexに並ぶ新世代シンセポップ~ニューディスコシーンを代表するプロジェクトとして注目したいですね。