アルメニア生まれのフラメンコギタリスト、Vahagn Turgutyan(バハグニ・トゥルグティアン)とサンフランシスコ出身のソングライター兼プロデューサーのRyan Merchant(ライアン・マーチャント)によるプロジェクト、 Paco Versailles (パコ・ヴェルサイユ)。
Ryan MerchantによるLA拠点のエレクトロ・ポッププロジェクト、Capital Cities(キャピタル・シティーズ)のツアーにVahagnが参加したことで、スペイン文化に対する考え方で意気投合しこのプロジェクトを結成。
Paco Versaillesとは、スペインの伝説的なギタリスト、Paco de Lucía(パコ・デ・ルシア)と、Daft PunkやAirなどのフランス(パリ/ヴェルサイユ)のエレクトロニック・ポップアーティストから影響を掛け合わせた名前だそうで、そのサウンドコンセプトは「Dancemenco」=エレクトロポップ、ディスコ、フラメンコが一体となった、フランス産のようでありスペイン産のようだけど、LA産のエレクトロポップミュージックです。
そのサウンドは爽快そのもの!燦燦と降り注ぐ太陽のもとで、テラスやビーチのサウンドトラックにぴったりハマること間違いなしな、非常にハイセンスなものとなっています。
2021年3月26日にはそのコンセプトを冠した初のアルバム『Dancemenco』をリリース。2年後の2023年3月24日にはEP『Soy Gitano』をリリースしています。
Paco Versailles : レビュー
Soy Gitano
EP『Soy Gitano』から、史上最高のフラメンコ歌手といわれるフラメンコ界のアイコンCamaron De La Islaの同曲フレーズを使いオマージュされた作品。
Your Love
フラメンコギターにバレアリックなエレクトロサウンド、そこにドリーミーなヴォーカルが絡む極上トロピカルサウンド。
Black and White
サビのフックがキャッチーに耳に残る、春夏BGMにピッタリなアッパーチューン。
ライヴバージョン。
Brave New World
しっとりとしたギターの音色に美しいボーカルが壮大さを感じるチルアウトサウンド。
Je T’aime
トロけるようなエレクトロラウンジに「ジュテーム」のフランス語が妖艶さを演出するセクシーすぎる大人のエレクトロサウンド。おススメ。
Shangri La
Paco Versaillesの名前の由来や「Dancemenco」のコンセプトが一番はっきりと表現されているフラメンコ・ディスコ。
Unwind
どこかJusticeやBreakbotっぽいメロディのフレンチエレクトロポップ!
まとめ
フラメンコとエレクトロポップの幸福な出会い、Paco Versailles(パコ・ヴェルサイユ)でした。
一人で楽しむこともできるし、屋外のレジャーでも楽しめる、春夏季節にピッタリなサウンドトラックとしておススメの一枚です!