PinkPantheress / Z世代型UKガラージ・ポップ

PinkPantheress Electronic
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イギリス、バース出身のプロデューサー、シンガーの PinkPantheress (ピンクパンサレス)。

今年(2022年)のBBC Sound ofで見事トップ選出されたアーティスト。こちらの記事をチェック!

【2022年リスト】BBC Sound of 2022 ( サウンド・オブ 2022 )10組をチェック!
BBC Sound of 2022 ロングリストをレビューしていきます。新しい音楽の才能をランキング形式で選出・発表する企画であり、イギリスを中心とした若手アーティストの登竜門にもなっているBBC"サウンド・オブ"の2022年版のロングリストから選出された順位が発表されています。

ビートサンプリングを活用したヘビーエレクトロニックなサウンドは、UKガレージ、ツーステップ、ポップ、オルタナティブロックがR&Bと混ざり合ったUKらしく、そして若々しい作品。彼女自身は「ニュー・ノスタルジック」と呼んでいる、個人的にもかなり注目したいアーティストです。

2001年生まれのZ世代21歳、パラモア、リリー・アレン、イモージェン・ヒープ、K-POPに影響を受け中学時代から作曲を開始。

2020年末からTikTokに楽曲をアップロードし始めてSNS上で人気に。それがきっかけでElektra Recordsと契約し、Adam Fの1995年ドラムンベースの名曲「Circles」をビートサンプルしたシングル「Break It Off」がUKチャートでヒットし国内ブレイク。

その後も飛ぶ鳥を落とす勢いでUK国内でヒットを連発し先のBBC sound ofで1位選出され、今年UKエレクトロニック界の最注目新人アーティストとなっています。

2021年10月に初のミックステープとなる『to hell with it』をリリース。

UKアルバムチャートで20位を記録し、さらにアメリカではビルボード200で73位にチャートインと、アメリカのメインストリームでヒットすることのなかったUKガラージ/ドラムンベースのアルバムとしては、かなりの快挙であったと思われます。

ドラムンベースやUKガラージなどハードコアなトラックと彼女のキュートで親しみやすいボーカルのコントラストが若い世代を中心に高い支持を獲得しています。

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PinkPantheress : レビュー

デビュー作。Adam F『Circle』のトラックとベースラインをサンプリングしたクラブポップ。

 

Mura Masaプロデュース作品。小気味よい2ステップトラックに彼女のキュートなボーカルがハマってます。

 

Sweet Female Attitude “Flowers”をサンプリングしたトラックを見事にファンシーにしてますね。面白い。

 

2022年最新作。Will Smithの娘、WILLOW SMITHとのコラボレーション。UKガラージをベースに煌びやかで若々しいトラックに仕上げていて、非常にセンスを感じる作品です。

 

2022年大注目のUKガラージ・ポップアーティスト、 PinkPantheress (ピンクパンサレス)でした。

非常にセンス・才能にあふれたアーティストですね。今まで一部のクラブミュージック愛好家の世界、アンダーグラウンドな存在だったUKガラージやドラムンベースをメインストリームに引き上げることができる存在ではないでしょうか。