シカゴ生まれのRobby HauldrenとFreddy Kennettからなるエレクトロニック・ポップ・プロダクションデュオ、 Louis The Child(ルイス・ザ・チャイルド)。
エレクトロニックという枠組みにはいるものの、独創的で、とりわけ『自由さ』が際立っていて、実験的なサウンドが多いのに敷居が低いというのか、キャッチーでポップな印象を与えるという、非常にユニークで魅力的な存在のクリエイターですね。
同じ高校に通っていた二人は2013年からキャリアをスタートし、2015年K.Fleyをフィーチャーした”It’s Strange“、2016年スウェーデンのエレクトロニックポップデュオ、Icona Popをフィーチャーした”Weekend“でエレクトロニックシーンでの人気を獲得。
前途のとおり実験的で尖がったサウンドデザインと突き抜けるポップ感の両立で、リミックスワーク含め数々の楽曲を提供してしてきた彼らから待望のファーストアルバム『Here For Now』がリリースされています。
いままでのキャリア、音楽性を踏襲しながらも、より創造的であり彼らの純粋なエモーションが伝わってくるカラフルな作品群を、フォスター・ザ・ピープル、ベラ・ブルー、ボブ・モーゼス、ドリュー・ラヴ、EARTHGANG、クインXCII、チェルシーカトラー、Duckwrthらの強力コラボレイターたちと繰り広げられます。
そのファーストアルバム『Here For Now』を中心に代表曲もあわせて聴いていきましょう。
Louis The Child : レビュー
Little Things
Quinn XCII, Chelsea Cutlerの男女ハーモニーも美しい「小さなことも大切にしよう」と、生きていることの大切さを唱えるポジティブソング。
La La La (Everything OK)
カナダのエレクトロニック・デュオ、Bob Mosesとのコラボによるエフェクティブなシンセとコーラスが『Everything’s OK』のリリックとともに迫ってきます。
We All Have Dreams
オルタナティブロック系シンガー/ラッパーのK.Flayによるボーカルも力強く、ポジティブな歌詞とともに心に響くナイストラック。
Nobody Like You
リズミカルでブラスタッチのトラックとVera Blueのキャッチーなボーカルが気分をアゲてくれる一曲。
Get Together
LAの注目ラッパー/シンガーDuckwrthをフィーチャーした、ややジャジーなR&Bトラックがカッコイイですね。
アルバム全体はこちらからも試聴してみてください。
Better Not feat. Wafia
2018年作。
エレクトロニックにヒップホップの要素を取り入れた先鋭的なサウンドデザインと絶妙なポップ感が素晴らしい大ヒット作。2018年のストリーミングプラットフォームで2億7,000万再生を突破。
Go
イントロの印象的なシンセ、カラフルに展開する非常に先鋭的なリズムトラックで、聴いた瞬間から虜になる曲ですね。ipad ProのCMの中でも印象が強く残っている曲です。
まとめ
突き抜ける未来型エレクトロニック・ポップデュオ、Louis The Child(ルイス・ザ・チャイルド)でした。
アルバム『Here For Now』は、全体に流れるシンプルでポジティブなメッセージ、それを包み込むカラフルなトラックで満ち溢れた聴き応え充分な傑作です。アルバム全体て楽しんでみてください!
SG LewisやMura Masaあたりとも相性抜群ですよ。

