ウェストロンドン、チェルシー出身のシンガーソングライター、 Nilüfer Yanya (ニルーファー・ヤニヤ)。
中米英連邦バルバドス系アイルランド人の母とトルコ人の父親のもとで生まれ、トルコ音楽やクラシック音楽を聴きピアノを習うという比較的裕福な家庭で育ち、12歳からエレクトリック・ギターに傾倒するようになり、The CureやBloc Partyの影響を受けるようになる。
ただ、ロック一辺倒というわけではなく、Nina SimoneやBill WithersなどのヴィンテージソウルからRosie Lowe、Connan Mockasinといったローファイインディからもインスピレーションを受けたという。
2016年『Small Crimes』でデビューし、その育ちや影響力を受けた音楽性がフィルタリングされたインディー・ポップ/ロックにソウル、ジャズ、サイケデリアなどが融合され、気品と美しさが感じられるサウンドを展開しています。
2022年3月に3枚目となるアルバム『PAINLESS』がリリース。過去2枚のアルバムと比較してアクティブで都会的なサウンドと相変わらずの美しいコーラスとギターラインが融合したエッジの効いたインディポップになっています。
Nilüfer Yanya : レビュー
anotherlife
『PAINLESS』より2曲。太目のビートとリゾート感のある爽やかなギターリフのコントラストが美しい。
midnight sun
Radioheadの「Weird Fishes」を想起させるコード進行とアルペジオを見せるギターポップ。
Keep On Calling
デビュー作『Small Crimes』からのハイライト。個人的にもnilüfer yanyaと言ったらこの曲、というぐらい印象に残るシャープなインディポップ。
チェルシー育ちの気品漂うインディポップ・ソウル、 Nilüfer Yanya (ニルーファー・ヤニヤ)でした。
上質インディポップをお探しの方は是非!Pitchforkでも8.5の高評価を獲得しています。