Louis The Child / 突き抜ける未来型エレクトロニック・ポップ

louis the child Electronic
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シカゴ生まれのRobby HauldrenFreddy Kennettからなるエレクトロニック・ポップ・プロダクションデュオ、 Louis The Child (ルイス・ザ・チャイルド)。

エレクトロニックという枠組みにはいるものの、独創的で、とりわけ『自由さ』が際立っていて、実験的なサウンドが多いのに敷居が低いというのか、キャッチーでポップな印象を与えるという、非常にユニークで魅力的な存在のクリエイターですね。

同じ高校に通っていた二人は2013年からキャリアをスタートし、2015年K.Fleyをフィーチャーした”It’s Strange“、2016年スウェーデンのエレクトロニックポップデュオ、Icona Popをフィーチャーした”Weekend“でエレクトロニックシーンでの人気を獲得。

前途のとおり実験的で尖がったサウンドデザインと突き抜けるポップ感の両立で、リミックスワーク含め数々の楽曲を提供してしてきた彼らからファーストアルバム『Here For Now』が2020年にリリースされています。

いままでのキャリア、音楽性を踏襲しながらも、より創造的であり彼らの純粋なエモーションが伝わってくるカラフルな作品群を、フォスター・ザ・ピープルベラブルーボブ・モーゼスドリューラヴEARTHGANGクインXCII、チェルシーカトラー、Duckwrthらの強力コラボレイターたちと繰り広げられます。

2022年12月にはビートテープ『Black Marble』をリリース。前作『Here For Now』から一転してポップな側面を封印したソリッドで大胆なテクノプロジェクトとしてローンチさせています。

ムーンバートン、エレクトロ ハウスからビッグ・ルーム・テクノやアシッドに至るまで様々なクラブサウンドを組み合わせたプロダクションは冒険的で革新的な内容です。

その両アルバムを中心に代表曲もあわせて聴いていきましょう。

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Louis The Child : レビュー

LA、東京(銀座・有楽町)、シカゴ、パリ、再度東京(大手町?)、ロンドン、バンクーバー、マイアミ、ベルリン、NY各都市を結ぶ、ダンサーたちとシンクロする『Black Marble』のビートテープ完全版。

 

Little Things

Quinn XCII, Chelsea Cutlerの男女ハーモニーも美しい「小さなことも大切にしよう」と、生きていることの大切さを唱えるポジティブソング。

 

La La La (Everything OK)

カナダのエレクトロニック・デュオ、Bob Mosesとのコラボによるエフェクティブなシンセとコーラスが『Everything’s OK』のリリックとともに迫ってきます。

 

We All Have Dreams

オルタナティブロック系シンガー/ラッパーのK.Flayによるボーカルも力強く、ポジティブな歌詞とともに心に響くナイストラック。

 

Nobody Like You 

リズミカルでブラスタッチのトラックとVera Blueのキャッチーなボーカルが気分をアゲてくれる一曲。

 

Get Together

LAの注目ラッパー/シンガーDuckwrthをフィーチャーした、ややジャジーなR&Bトラックがカッコイイですね。

 

Better Not feat. Wafia

2018年作。

エレクトロニックにヒップホップの要素を取り入れた先鋭的なサウンドデザインと絶妙なポップ感が素晴らしい大ヒット作。2018年のストリーミングプラットフォームで2億7,000万再生を突破。

 

Go

イントロの印象的なシンセ、カラフルに展開する非常に先鋭的なリズムトラックで、聴いた瞬間から虜になる曲ですね。ipad ProのCMの中でも印象が強く残っている曲です。

 

まとめ

突き抜ける未来型エレクトロニック・ポップデュオ、Louis The Child(ルイス・ザ・チャイルド)でした。

この先の方向性を示した『Black Marble』も、1stでみせたキャッチーなダンスエレクトロニックも実に彼ららしい表現の幅、引き出しの多さを示していますね。

 

20

SG LewisMura Masaあたりとも相性抜群ですよ。

SG Lewis / 話題と注目を集める新鋭エレクトロ・プロデューサー
イギリス、リバプールをベースに活動する若手エレクトロニックDJ、プロデューサー、Sam Lewisこと SG Lewis (SGルイス)。様々なリミックスワークを手掛け、Pharrell WilliamsやJustin Timberlakeからも注目される新鋭エレクトロ・プロデューサーです。
Mura Masa / 小さな島からの最先端エレクトロミュージック
イギリスとフランスとの中間、イギリス海峡に浮かぶガーンジー島(イギリス領)という小さな素朴そうな島出身でありながら、クラブ系エレクトロミュージックの先端を走る気鋭の若手" Mura Masa "(ムラ・マサ)。