Mark King(ベース、ボーカル)、Phil Gould(ドラム)、Boon Gould(ギター)、Mike Lindup(キーボード)を中心に、1979年に結成されたイギリスを代表するフュージョンポップバンド、 Level 42 (レヴェル・フォーティートゥー)。
当初はAtmosfear、Light of the Worldや初期のIncognitoなどと並ぶブリット・ファンク・グループの位置づけでタイトなジャズ・ファンク・フュージョンをリリースしていましたが、レコード会社の意向もありボーカルを加えるスタイルに移行。
1980年ファースト・シングル「Love Meeting Love」、1981年セルフタイトル・ファーストアルバム『Level 42』をリリース。
その後SadeやThe Style Councilといった当時の洗練されたブリットソウル、ポップにフュージョン・ジャズを取り入れたサウンドを確立し、1985年の6枚目のアルバム『World Machine』において世界的ブレイクに成功。
“Lessons in Love“、”Something About You“という彼らの代表作を生み出した。
その後はGould兄弟(ドラム/ギター)の脱退や入れ替えなどがあり、最終的にフロントマンのMark Kingのみがレギュラーメンバーで、マークの弟ネイサン・キングの参加など都度メンバーを入れ替えながらも現在に至るまでレコーディングやツアーを精力的に行っています。
ではそのLevel42から代表作を振り返っていきたいと思います。
Level42 : レビュー
Lessons In Love
説明不要の鉄板代表作その1、Mark Kingのスラップベースとボーカル、サビへの展開が秀逸な80年代を代表するフュージョンポップ。
Something About You
説明不要の鉄板代表作その2、当時のUKポップの雰囲気を感じるシンセ使いやブレイクのギターソロが印象的。
Starchild
デビューアルバム『Level 42』より。初期のブリットファンク・フュージョングルーヴが残る傑作。
Sandstorm
前述アルバム『Level 42』がイギリス国内トップ20ヒットしたことで最初期楽曲のリイシュー集『The Early Tape』がリリースされ、その中から、こちらもタイトなジャズファンクインストルメンタル。初期のインコグニートみたいでカッコイイですね。
Sirens (John Morales Mix)
2013年作。レジェンドDJ、John Moralesをミキシング・プロデューサーに迎えたLevel 42らしいグルーヴ感に煌びやかなレトロ・ダンスエッセンスが加わった秀作。
UKフュージョンポップシーンのトップランナー、 Level 42 (レヴェル・フォーティートゥー)でした。
デビューから40年以上たった今でも精力的に活動しており、9/3にはビルボード東京でのライブも決定しています。オールドファンからジャズファンクファンまで魅了するステージになりそうです!