カリフォルニア州サンディエゴ出身でフィリピン系アフリカン・アメリカン・シンガーソングライター、ラッパーの Jelani Aryeh (ジェラニ・アリエ)。
高校生の時にOdd FutureやBROCKHAMPTONといったヒップホップコレクティブの影響を受けた西海岸のZ世代のティーンエイジャーらしい経験の中から、自身も同じように”Raised by the Internet“というアートコレクティブをインターネット上で仲間を募り設立するという素晴らしい行動力の持ち主。
ご両親もその活動を全面バックアップする形で自宅にレコーディング・スタジオを設置しインディレーベルを立ち上げるという力の入れようです。
彼の音楽性は前述のようにThe Internet(特にSteve Lacy)やFrank Oceanなどの影響を感じさせるインディー・ロック、R&B、ヒップホップ、ポップをブレンドした非常にシームレスなもの。
2017年アルバム『Suburban Destinesia』でデビュー後、2019年『Helvetica』を経て2021年サードアルバム『I’ve Got Some Living To You』をリリース。
近年はR&B色よりもインディロック、ポップ色が濃くなっていますが、個人的にはJelani Aryehの個性にあってるように思います。
Jelani Aryer : レビュー
Stella Brown
『I’ve Got Some Living To You』からの先行カット人気曲。どこか懐かしさというか、スッとメロディが入ってくるストレートなインディポップ。
Angels
ロンドンのインディー・ポップ・バンド、The xxの同曲を、西海岸らしい爽快感とJelaniの個性ある歌声が印象的なナイスなカバー。
Z世代型DIYインディポップ/R&B、 Jelani Aryeh (ジェラニ・アリエ)でした。なんかタイトルが強引になっている気がしますが、若い世代のジャンルの壁の超え方がスゴイ!ということですね。