orion sun / 揺らめくインディ・ソウル

orion sun Indie
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ニュージャージー出身でフィラデルフィアを拠点にするシンガー、ソングライター、プロデューサーのTiffany Majetteのプロジェクト、 Orion Sun (オリオン・サン)。

保守的なクリスチャンの家で育ったこともあり、自身のセクシャリティ(クイア)から家族の理解を得られず単身フィラデルフィアへと移住し、そこでアンダーグラウンドな音楽コレクティヴに参加したことから音楽活動を開始。

そのコレクティヴ解散後、2017年Orion Sun名義で『Sweetest Thing』をリリースし、本格的にソロ活動を開始。

スモーキーな歌声にヒップホップ、R&B、ジャズ、インディーロックの要素を融合させたオルタナティヴなネオソウルで注目を浴び、2018年Jay-Zによって設立されたフェスティバルMade in America Festivalのラインナップに入り、2019年にはラッパーのNonameIbeyiらのライヴ・オープニングアクトにも抜擢され知名度を高めた。

2020年にはミックステープ『A Collection of Fleeting Moments and Daydreams』、フルレングスアルバム『Hold Space For Me』をリリース。

アンビエントテクスチャーとローファイビートが折り重なる芳醇な色合いのインディーソウルでNPRなどの音楽メディアからも高い評価を獲得。

2022年にはRostam Batmanglij(Vampire Weekend、HAIM)、Nascent(SZA、Brent Faiyaz)、Rodaidh McDonaldといった腕利きのプロデューサーを迎えたEP『Getaway』をリリースし、より高まったボーカルセンスと洗練されたプロダクションを披露しています。

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Orion Sun : レビュー

ゆっくりと展開するピアノとギターのメロディーに緩やかでいて力強いボーカルが印象的。

 

シンプルなトラックにArlo Parksのような青々とした透き通るボーカルが、より鮮明に浮き上がる。

 

ヒップホップ系のドラムとスペイシーなピアノとレコードノイズを合わせたユニークなトラックに、淡々とリリカルに進行してくボーカルのコントラストが面白い。

 

ニーナ・シモンも歌った1959年ベルギーのシンガーソングライター、ジャック・ブレルによる楽曲『行かないで』を原曲の悲壮感を感じさせないユニークなカバー。

 

揺らめくインディ・ソウル、 Orion Sun (オリオン・サン)でした。

彼女の瑞々しいボーカルの魅力が鮮明に浮き出たEP『Getaway』は6曲ながら充実した内容です。