Jarreau Vandal / シャープでポップなビートメイカー

Jarreau Vandal Electronic
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オランダ、マーストリヒト生まれ、アムステルダム出身のビートメイカー、プロデューサー、シンガーの Jarreau Vandal (ジャロー・ヴァンダル)。

16歳から祖父の影響で音楽制作プログラムをスタートし、2014年(20歳時)にLAのチル・ヒップホップ、フューチャー・ビートの名門レーベル、SOULECTIONの未発見アーティストをフィーチャーした『White Label』シリーズより4曲EPをリリースしデビュー。

SG LewisIAMDDBなどUKの新鋭アーティストとの共演や、トミーヒルフィガーやボーダフォンなどのブランドのCMトラック制作担当、Beats 1、BBC 1Xtra、BoilerRoomなどのメディアからもサポートを受ける注目のアーティスト。

幼少期の90年代に触れたジャミロクワイ、ア・トライブ・コールド・クエスト、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどのアーティストからインスパイヤされたシャープで洗練されたビートと、ソウルフルでシルキーなボーカル、メロディが織りなすエッジが効いた爽快さとポップさが味わえるサウンドです。

2018年にデビューアルバム『Anthology』をリリース、2020年には新作『Suburb Superhero: The Villain Within』をリリースしており、その他リミックスワークでも活躍中。

前作の作風を踏襲しながらもSOULECTIONらしい尖ったセンスと、より聴き易くなったポップさを出した楽曲が気持ち良い新作を中心にレビューしていきます。

 

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Jarreau Vandal : レビュー

Bad Shit

新作『Suburb Superhero: The Villain Within』より3曲。

全体を包むクールな空気感と、哀愁と暖かみを感じさせるボーカルがシンクロするアーバン・ミッドチューン。

 

Slow It Down feat. Kiah Victoria

Kaytranadaを彷彿とさせるトライバル・エレクトロビートと印象的なホーンアレンジに、Kiah Victoriaのボーカルが冴える一曲。

 

Midnight feat. Kojey Radical

ドラムロールのサンプリングと空白を上手く使ったビートアレンジがカッコイイ、SOULECTIONアーティストっぽいアーバン・チルヒップホップ。

 

Nobody Else feat. Brasstracks & Niya Wells

2016年EP『Suburb Superhero』よりタイトルカット。

全体的に散らばめられたシンセのキラキラとした雰囲気と、Brasstracksのパンチの効いたビート&ブラスが時々顔を出したりブレイクのアレンジとかも非常に凝った作品。おススメ。

この後Brasstracksの『Golden Ticket』でJarreau Vandalがリミックスやったりと交流がありますね。

 

Kara Marni – Young Heart (Jarreau Vandal Remix)

ここからリミックスワーク2曲。

イギリスの新鋭女性シンガーKara Marniの『Young Heart』を原曲よりもエッジなビートでアレンジ。

 

Chromeo – Don’t Sleep [Jarreau Vandal Remix]

Chromeoの人気曲を、にぎやかで跳ねるようなビートアレンジでリミックス。

 

まとめ

シャープでポップなビートメイカー、Jarreau Vandal(ジャロー・ヴァンダル)でした。

SOULECTIONらしいチルヒップホップをベースに凝ったビートアレンジに、色彩豊かな音色で他のSOULECTIONアーティストにはないポップさも持ち合わせたスタイルですね。

これからもリミックスワークも含めて活躍が期待されるアーティストです。