南アフリカを拠点に活動するジャズピアニスト、作曲家、音楽プロデューサーの Bokani Dyer (ボカニ・ダイアー)。
1986年、ボツワナのハボローネに生まれる。その頃の南アフリカはアパルトヘイトの時代、父である音楽家スティーブ・ダイアーをはじめ、南アフリカ出身の多くのアーティストが亡命していたのがボツワナ。
1990年に南アフリカへ戻り、ヨハネスブルグで育ち、名門ケープタウン大学でジャズを学び優秀な成績で卒業。
2009年、SAMRO(SA Music Rights Organisation)の海外奨学金コンテストで準優勝し、3週間ニューヨークで過ごし、ジャズ ピアニストJason Moranの指導を受ける。
2011年にはスタンダードバンク・ヤングアーティスト賞(ジャズ部門)を受賞。2013年には、スイスのピアニストで作曲家のMalcolm Braffのマスタークラスを受け、そのいきさつからDonat Fisch、 Stefan Kurmann、 Norbert Pfammatter、Matthias Spillmannといったスイスのミュージシャンたちとのクインテット、Bokani Dyer Swiss Quintetを結成。
世界各地でのツアーを行い2015年アルバム『World Music』では海外の音楽界から多くの敬意と称賛を受け、2016年南アフリカ音楽賞のベスト・ジャズ・アルバムにノミネートされ、また、南アフリカの伝説的なトランペット奏者であるフェヤ・ファクからの招待を受け、彼のクインテットに参加し、南アフリカ現代ジャズを代表するピアニストへと成長。
2023年5月にはGilles Peterson主宰のBrownswood Recordingsよりアルバム『Radio Sechaba』がリリースされます。
Bokani Dyer : レビュー
Tiya Mowa
ディープなグルーヴとソウルフルで美しいピアノ、ツワナ語による熱を帯びるヴォーカル&ハーモニーの高揚感が素晴らしいミックス。
Resonance of Truth
軽快且つトライバルなパーカッションとホーンにソウルフルなボーカルが洗練されたアレンジでパッケージされたサウスアフリカ・ニュージャズ。
Ke Nako
2021年Brownswoodからリリースされたヨハネスブルグの現代ジャズを切り取ったコンピレーションアルバム『Indaba is』に収録されている曲。
南アフリカジャズの息吹を感じさせるディープ&ダイナミックなアンサンブルと力強いコーラス。
Hope Spring
美しく表現豊かでハイスキルなBokani Dyerのピアノを堪能できるスプリングジャズ。
南アフリカ現代ジャズを代表するピアニスト、 Bokani Dyer (ボカニ・ダイアー)でした。
UKアフロディアスポラ、イスラエル、メルボルンに続き、今アツい注目を浴びている南アフリカ現代ジャズをSiya MakuzeniやNduduzo Makhathiniらと共に牽引するアイコン的な存在になるであろうBokani Dyer、アルバム『Radio Sechaba』もチェックしてみてください!