フランス生まれで現在はロンドンを拠点に活動するソウルシンガー、 anaiis (アナイス)。
フランスのトゥールーズからアイルランドのダブリン、その後父親の出身地セネガルのダカール→カリフォルニアへと移住し、ニューヨークの音楽学校Clive Davis Instituteで学びイギリス・ロンドンを活動拠点にするという20代にして多くの生い立ち、経験の持ち主。
様々な国から影響を受け、様々なサウンドやストーリーの中で育ち、多くの言語を吸収した経験に加え、アイルランドでセネガルでアメリカで人種差別という負の経験を、自己内省、慰め、そしてエンパワーメントの力へと転換した人生の奥深さを音楽へ注ぎ込むソウルシンガー。
2018年『nina』でデビュー、解放、自由の再生への賛歌を歌い、すでに完成されたボーカルと人間としての懐の深さのようなものが垣間見られ、デビューEP『Before Zero』以降、自身の音楽のテーマであるEthereal(空気のような)、alternative、Soulful、Honestを貫き探求しています。
オーガニックで包み込むようなサウンドと優しくしなやかな英・仏・ポルトガル語のマルチリンガルで歌いこなすanaiisをレビューします。
anaiis : レビュー
nina
デビュー作。ソランジュを彷彿とさせるような優美なR&Bソウル。
anaiis, Azekel – Learn to Love
ナイジェリア出身ロンドンベースのシンガー、Azekelとのオーガニックなアフリカン・ネオソウル。
chuu feat. Topaz Jones
アルバム『this is no longer a dream』より、アメリカのラッパー、Topaz Jonesを迎えてのトラップR&B。
人生の奥深さを探求するアフリカン・フレンチシンガー、 anaiis (アナイス)でした。なかなか日本にいては経験できないような様々な国での多くの人生経験が反映された”濃い”作品を是非聴いてみてください。