Suchmosや土岐麻子、Nulbarich、Alfred Beach Sandal等、日本の次世代シティポップの人気も盛り上がっている昨今ではありますが、ここ数年世界からも注目を集めている 80年代ジャパニーズ・ シティポップ 。
古くはGilles PetersonからEd Motta、Breakbot等々、有名DJやコレクターも熱心にコレクションしていますし、You TubeやSoundcloudで検索すれば沢山のシティポップミックスがアップされています。
80年代シティポップと言っても定番の山下達郎や大瀧詠一からアイドルものやアニメものまでかなり幅広く、若干フォークやソウル、フュージョンなんかも入ってきます。
この辺はAORと同じで、領域があってないような感覚的なジャンルなので、はい、これシティポップね・・・と言った時点で多分それはシティポップなんですよ。かなり極論に言うと(笑)。
そんな多岐にわたるシティポップの中から、洋楽のAORやインディポップと混ぜても違和感ない、洋楽中心のBGMにも溶け込みつつ「シティポップ感」を程よく主張してくれるおススメの曲、7曲をご紹介します。
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#1 Merry-Go-Round / 山下達郎 (1983)
定番、山下達郎、アルバム「Melodies」より。夏の曲のイメージが強いですが、カーティス・メイフィールドやアイズレイブラザースなどこの時代の海外ソウル系アーティストからかなり強く影響を受けていますよね。この曲もソウルエッセンスと山下達郎のポップスセンスが融合した良曲。
#2 Telephone Number / 大橋純子 (1984)
イントロからのサビが高揚感があって素晴らしい大人のシティポップ。
#3 Wave / 山根麻衣 (1980)
これはイイですね。かなりレベルの高い良質なメロウ・メディアムグルーヴ。ハスキーな山根麻衣の歌声も哀愁があります。
#4 I’m Glad To Be Back / Marlene (1985)
(個人的にですが)懐かしい!フィリピンからの歌姫!ジャズシンガーらしいさすがの歌唱力。
#5 都会 / 大貫妙子 (1978)
すみません。この曲は70年代ですがエントリー。誰とは言いませんが、この曲も聴くとすぐわかる思いっきりソウルベースなシティポップです。アレンジ・坂本龍一、ベース・細野晴臣。
#6 Love Trip / 間宮貴子 (1982)
「真夜中のジョーク」と並ぶシティポップの名作。この時代の景色が浮かんでくるジャジー・アーバン・メロウグルーヴ!
#7 Melody For You / 角松敏生 (1985)
そしてトリはこの人。リゾートシティポップの帝王。メロウシティポップの傑作。こうやって改めて聴いてみると「If You Wanna Dance Tonight」もそうですが、結構ファンク色が強い曲作りしてますね。
おまけ。
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まとめ
BGMとしておススメする 80年代ジャパニーズ・シティポップでした。
この時代リアルタイムで聴いていたりすると、なんとなくどこか気恥ずかしさがあったりしますが、その気恥ずかしさを楽曲のクオリティの高さで乗り越えている曲をご紹介しました。
今の人や外国人からするとそんな気恥ずかしさなんてなく、新鮮に聴こえたりするんですかね。