【邦楽】麗しの現代シティポップ 女性シンガー 5選

女性シンガーJ-POP

ムーブメントというより、すでに定着しつつある「シティポップ」というひとつの(あまり境界線を持たない)カテゴリー。

今回は、現代シティポップをけん引する、第一線でキャリアを積んできた日本の 女性シンガー 5人(組)をお送りします。

いまのジャパニーズ・シティポップの神髄に迫ってみましょう。

女性シンガー#1 : 一十三十一

ジャパニーズフィメール・シティポップといえばこの人、一十三十一(ひとみとい)。2002年デビュー以来10枚のアルバムをリリースしていますがどのアルバム、曲も珠玉のシティポップに溢れています。

80年代風サウンドのトレースの仕方が絶妙で、そこに彼女の甘いボーカル加わるとどれも胸キュンもの。

80年代シティポップ好きはマストで押さえたい人です。

一十三十一 – 『Surfbank Social Club』MV

はい、神奈川県民的にはもう葉山、逗子から134号線で湘南、江ノ島コースのBGMです。ロケは逗子マリーナかな?

一十三十一『Surfbank Social Club』MV

一十三十一 – Serpent Coaster

2017年アルバム『Ecstasy』より。アルバム全体もそうですが、非常にオシャレで洗練されたシティポップ。

夏に必ず持っていたいアルバムです!

Serpent Coaster

一十三十一 – サマーブリーズ’86

個人的に大好きな曲。ネーミング通り80年代サマーソングっぽいテーマの極上メロウ・シティポップ。

もう、ずっと聴いてられる鉄板の夏No1ソング。

 

女性シンガー#2 : BLUE-SWING

2008年結成の6人編成クロスオーバー・ジャズコレクティブ。

紅一点、メインボーカル田中裕梨のややアンニュイな歌声と、ジャジーなサウンドとのコントラストがこのバンドの個性になっているように思います。

BLU-SWING – SUNSET

おススメ。もう7年も前になりますね。切なさとクールさが同居した、2010年代ジャジー・シティポップの傑作でありBLU-SWINGの代表曲。

SUNSET / BLU-SWING

BLU-SWING – I am

デビュー10周年のベストアルバム『BLU-SWING 10th ANNIVERSARY BEST』からのブラン・ニューシングル。

どこか竹内まりやっぽいシティポップな展開。

BLU-SWING / I am [Music Video]

 

 

女性シンガー#3 : 土岐麻子

現代J-POP界をけん引してきた女性シンガーの第一人者。

特にトオミヨウプロデュースによる、2017年「Pink」、2018年「Safari」、2019年「Passion Blue」のアルバム3作品で現代シティポップの女王として確固たる地位を築いた印象。

また、往年のJ-POPカバーもいつも秀逸で、新鮮なリメイクで楽しませてくれます。というかどの曲も「当たり」です。

土岐麻子 – 美しい顔

アルバム『Passion Blue』より。

ポップセンスをひしひしと感じさせてくれる土岐麻子サウンド炸裂!

土岐麻子 / 「美しい顔」Music Video

土岐麻子 – セ・ラ・ヴィ ~女は愛に忙しい~

2015年『Bittersweet』より。

ジェーン・スー原作のドラマ、「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」シーズン2の主題歌。

 レトロな70年代ソウル~ポップなつくりがおしゃれ!

土岐麻子 / 「セ・ラ・ヴィ ~女は愛に忙しい~」PV

 

土岐麻子 – 土曜日の恋人

カバーもどれも秀逸。山下達郎の名曲をジャジーにカバー。

Toki Asako (土岐麻子) – Saturday Lovers

 

 

女性シンガー#4 : G.RINA

2003年から活動しているシンガー&DJ、トラックメイカーであるG.RINA。

個人名義での活動およびラッパーのZEN-LA-ROCK、鎮座DOPENESSとのコラボユニット、FNCYでの活動も人気。

R&Bやヒップホップ、クラブミュージック寄りのサウンドがメインですが、デビューアルバム『サーカスの娘』やカバーアルバム『The Nightbird』ではジャジーで巧みなシティポップも展開。

G.RINA サーカスの娘

サーカスの娘 (Neon Light Mix)

 

FNCY – AOI夜

80年代風ブギートラックがクール。

FNCY – AOI夜(Prod. : G.RINA)  ZEN-LA-ROCK / G.RINA / 鎮座DOPENESS

Bronze – Rendezvous with G RINA

韓国発のプロジェクト、「Bronze」によるジャパニーズ・シティポップへのオマージュ的アルバム『East Shore』より、G.RINAをフィーチャーしたバリバリのシティポップ。

Bronze – Rendezvous with G RINA

 

 

女性シンガー#5 : Okinawa Delays feat. 石嶺聡子

ちょっと変化球的なセレクト。琉球ポップスの名曲「」でおなじみ、石嶺聡子と沖縄をベースに活動するDJ、クリエイターのDJ Mizukiによるプロジェクト。

これはなかなかディープな傑作です。聴くべし。

Okinawa Delays – Vibration

1977年ジャパニーズ・ソウルディーヴァ、葛西紀美子のシティポップ名作「ヴァイブレーション」のカバー。

Vibration (feat. Satoko Ishimine)

Okinawa Delays – Nariyama Ayagu (Phil Mison Remix)

宮古島の伝承歌「なりやまあやぐ」をバレアリックに、アンビエントに仕上げた傑作。

Okinawa Delays feat. Satoko Ishimine – Nariyama Ayagu (Phil Mison Remix)

 

現代シティポップ 女性シンガー 5選 : まとめ

現代シティポップをけん引する女性アーティスト5人(組)でした。

Sachmos、SirupSpicySOLなど男性アーティストだけではない、女性アーティストによる現代シティポップの魅力を感じることができました。

現代シティポップ集はこちらもおススメ。

【2019年】 現代ジャパニーズ・ シティポップ 特集
80年代の シティポップ の再興により"現代ジャパニーズ・シティポップ"人気も盛り上がっているので、ここでスポットを当ててみたいと思います。最近の日本の曲はもう洋楽が日常にあった(あるいはその影響を受けた音楽を聴いてきた)世代なので当然、今の洋楽ともほとんど違和感なく聴けますよね。

次回は新鋭女性シンガーを特集します。