ナイジェリア系アメリカ人でシカゴを拠点にするシンガーソングライター、 Serena Isiomaのステージネーム、 Dreamer Isioma （ドリーマー・イシオマ）。
ヒップホップの感性とネオソウル、インディロック、ベッドルームポップをシームレスに組み合わせたローファイサウンドと、瑞々しさのあるボーカル表現力は女性版Steve Lacy、あるいはArlo Parksのインディポップ版とでもいうような感性の持ち主。
2019年18歳でシングル『Do I Make You Nervous』でデビューし、2020年には『Sensitive』、『The Leo Sun Sets』の2つのEPをリリース。
2022年には初のフルアルバムとなる『Goodnight Dreamer』を、1年後の2023年4月21日には早くも2ndアルバムとなる『Princesws Forever』をリリース。
ロックやファンク、ソウル、R&Bのエッセンスを非常に現代的な感性で、絶妙なタッチで切り取りコラージュしていく作品は、どの曲もメロディアスで遊び心が詰まった作品ばかりでおススメです。
Dreamer Isioma : レビュー
Touch Your Soul feat. Merlyn Wood
2ndアルバム『Princesws Forever』より、アルバムのコンセプトは「抑圧的な政権から部族を守るために立ち上がる勇敢なプリンセスの物語」。
ヒップホップ・グループBrockhamptonのラッパー、Merlyn Woodをフィーチャーしたアフロトラックビーツ。
Really, Really
『Goodnight Dreamer』より2曲。Steve Lacy系の爽快なファンク＆インディポップ！
Crying In The Club
独自のセンスで彩られた2ステップベースのエレクトロトラック。この人の世界観にグッと引き込まれていく魅力的な作品。
King
『The Leo Sun Sets』のオープニングトラック。
重厚なベースラインと爽快なギターサウンドで疾走するインディロックど真ん中な作品。
Meadows in Japan
こちらも『The Leo Sun Sets』より。
友人とも気軽に会えない現状を「日本の草原を駆け抜けたい」というキーワードで表現するメロディアスなローファイ・インディ。途中からのビートアレンジもイイですね。
Stop Calling The Police On Me
こちらも『The Leo Sun Sets』より。
非常に気持ち良いグルーヴ感に包まれるドリーミーでロマンティックなインディポップ・ソウル。
Sensitive
『Sensitive』からのタイトルトラック。
瑞々しさのあるオルタナティブ&Bサウンドから後半にスローダウンする凝った展開。
Valentina
こちらも『Sensitive』より。
繊細なメロディの美しい音色のギター、コーラスが織りなす絶妙なブレンド具合のインディソウル。
Do I Make You Nervous
個性的で遊び心のあるアレンジが素晴らしいデビュー作。
まとめ
遊び心が詰まったインディポップ・ソウル、Dreamer Isioma（ドリーマー・イシオマ）でした。
『The Leo Sun Sets』、『Sensitive』どちらもオルタナティヴR&B、インディR&B好きにはおススメの内容です。
Orion Sunのツアーサポートもしており、確かに通ずるところがありますね。Orion Sun好きにも是非。
アルバム『Goodnight Dreamer』、『Princesws Forever』ともにジャンルを超越したDreamer Isiomaとしての世界観が確立した作品で超おススメです。
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