イギリス生まれでカナダ・トロントで育ち、現在はロサンゼルスを拠点にするシンガー Rochelle Jordan (ロシェル・ジョーダン)。
90年代R&BのカバーをYouTubeで発信していたのをきっかけにその後の作品を継続してバックアップするプロデューサーのKLSHと出会い、2010年代前半からキャリアをスタート。
いくつかのミックステープをリリースしていく中でチャイルディッシュ・ガンビーノの「Telegraph Ave」での共同作曲やMachinedrum、Jimmy Edgarらとのコラボレーション作品を多く作り出し、彼女の特徴でもある内省的なエレクトロニックR&Bの世界観を熟成させていき、その現時点での完成系ともいうべきアルバム『Play With The Changes』をTOKiMONSTAのYoung Art Recordsより2021年リリース。
UKガラージ、ドラムンベース、現代的に解釈されたニュージャックスウィングなどのモダンエレクトロニックサウンドと彼女の淡いボーカルが内省的かつメランコリックに溶け合う独自の空間を創り上げています。
そのRochelle Jordanからおススメ曲をご紹介します。
Rochelle Jordan : レビュー
All Along
現代版ニュージャックスウィング的な跳ねるドラムプログラミングにアリーヤやエイメリーなどの90年代R&Bボーカリストのような淡い歌声が印象的。
ALREADY
レトロ感のあるディープハウスサウンドに淡々としたボーカル&ラップがクール。
NEXT 2 YOU
プロデュース参加しているmachinedrumらしさを感じるディープな世界観とタメのあるドラムビートがカッコイイ。
クール・モダンエレクトロニックR&B、Rochelle Jordan (ロシェル・ジョーダン)でした。
90年代R&BにmachinedrumやJimmy Edgerが加わった中途半端ではない生粋の現代エレクトロミュージックが溶け合った、一味違うR&Bを探している方にもおススメの作品です。