カナダ出身でロンドン、アムステルダム、ベルリン、と移住し現在はLAで活動するプロデューサー、ソングライター、マルチインストルメンタリスト、Dominic “Mocky” Salole こと、Mocky (モッキー)。
2000年代半ばのベルリンのエレクトロニックシーンで注目を浴び、Jamie Lidell、Peaches、Feist、Chilly Gonzales との共演、2009年にはジャズやアコースティックなレトロソウルを前面に押し出した名作、「Saskamodie」をリリース。
2015年にLAに移住して制作された同じくカナダの同郷、盟友Chilly Gonzalesを筆頭にJoey Dosik、LAの新鋭ボーカリスト、Nia Andrewsなどをフィーチャーした「Moxtape」シリーズの4作目=「Haow To Hit And How Hard」でも洗練されたジャジー・ネオソウルを聴かせてくれた、日本でも大人気のアーティスト。
ジャズ、ソウル、ロック、ポップ、エレクトロニック・・・すべてを包含したMockyならではの世界観は、メインストリームの刹那的に商業化されたポップスにはない極上の音楽世界を体験させてくれます。オランダのBenny Sings、カナダのMocky、ここは押さえたい所です。
<Benny Singsはこちらから>
そして新作「 Music Save Me 」(One More Time)が9月7日リリースされています。
こちらは今までのMoxtapeシリーズからのコレクションと日本のみ発売していた楽曲を組み合わせた内容のようですので、Moxtapeを網羅して聴くにはちょうど良いアルバムですね。
Mocky : Review(レビュー)
「Music Save Me」(One More Time)に収録されている楽曲を中心にレビューします。
Exception To The Rule
Moxtape Vol.Ⅲより。Mockyらしい口笛もストリングスもメロウなアコースティック。
この曲はJoey DosikとMoses Sumneyがバックボーカル務めています。
Surprise You With A Smile
Moxtape Vol.Ⅲより。ストリングスとピアノによる美しく、聴いていくたびに愛着がわいてきそうな極上インストルメンタル。
Keep Feelin’ This
Mocky作品の常連コラボレイター、イギリスの人気シンガーJamie Lidellをフィーチャーしたファンキーチューン。
Little Bird
Moxtape Vol.Ⅰより。アーバンエレクトロニックソウルを得意とするPegasus WarningとLAの女性フォークシンガー、Hilary Gayをフィーチャーした爽やかなインディポップチューン。
Birds Of A Feather
Saskamodieからの名曲、代表曲。ジャジーでメロウなレトロソウルの決定版!
LAのファンクバンド、 VULFPECK によるカバーもソウルフル。
まとめ
Mocky でした。9月7日リリースの「 Music Save Me 」でMoxtapeを網羅するもよし、Moxtapeをそれぞれ聴き込むもよし、ではないかと思います。