ノースロンドン出身のラッパー、プロデューサー、エンジニア、サウンドデザイナー、DJの Lex Amor (レックス・エイモア)。
大学で法律の勉強をした後、詩の作成と地元のオープンマイクへの参加から徐々に音楽の世界へと傾倒していき、自主制作でのSoundCloudへのアップロードをきっかけに2016年デビュー。
若手アーティストのパフォーマンスが見られる人気YouTubeチャンネル”COLORS“への登場やロンドンの若手クリエイター・アーティスト集団、SXWKS Collectiveへの参加により徐々にラッパーとして知られる存在となり、2020年『Government Tropicana』でアルバムデビューを飾っています。
ソウルフルでメロウなグルーヴを持つヒップホップサウンドと思慮深いリリックで語り掛ける、”ささやき系”のフロウが心地よく耳にずっと余韻が残る、非常にユニークな特徴を持っていて、やはりその個性はコラボレイターとしても大きな武器になり、George Riley、Ego Ella May、Seb Wildblood、Alfa Mistなどロンドンの気鋭アーティストとコラボレーションする機会が増えています。
今回は彼女の”ささやきラップ”が遺憾なく発揮されている客演曲を中心にご堪能ください。
Lex Amor : レビュー
Alfa Mist – Mind The Gap (feat. Lex Amor)
アルファ・ミストとのささやき合戦。
Seb Wildblood – Night Ride
タイトでスペイシーなビートとささやきの相性が抜群です。カッコイイ!
Moesh
アルバム『Government Tropicana』より。跳ねるビートにメロウなシンセ、ささやきが一体となった秀作。
クリエイティブな”ささやき系”ラッパー、 Lex Amor (レックス・エイモア)でした。単純にユニークというより優しくも芯のしっかりしたクリエイティブさを感じるフロウですね。楽曲との相性も抜群です。
現在はイギリス・ロンドン中心での活躍ですが、この個性は他の地域のラッパー、クリエイターとのコラボレーションも増えそうな予感がします。