フランス、パリのマルチインストルメンタリスト、プロデューサーのVincent Fenton(ヴィンセント・フェントン)のステージネーム、 French Kiwi Juice = FKJ。
7つの楽器を操り、ビートサンプリングとフランスらしいエレクトロサウンドをも駆使した緻密かつ天才的な美しさを持つチルR&B/ヒップホップへと仕上げる、このシーンの代表的存在。
当初劇場の音響技師として働きながら、音楽制作の基礎を独学で学び2010年代前半より制作活動を開始。
2012年にデビューEPとなる『The Twins』、翌年に『Time for a Change』をリリース。
洗練されたメロウでスムーズなエレクトロニックミュージックとピアノやギターのオーガニックな素材がブレンドさせたサウンドはどこまでも上品であり、その後も旺盛な作品リリースによりフレンチハウス~サンプリングエレクトロミュージック、チルヒップホップシーンにおいて、また所属するフランスのレーベル、Roche Musiqueの看板アーティストとして今や欠かせない存在です。
2017年セルフタイトル・デビューアルバム『French Kiwi Juice』、2021年にはタイトル通り全編ソロピアノによるヒーリング効果も得られそうなアルバム『Just Piano』をリリース。
そして2022年6月10日には2ndスタジオアルバム『Vincent』がリリース予定です。
当サイトでは、【 チル・ヒップホップ 】進化し続けるハイブリッドサウンド 11選など、ことあるごとにFKJは取り上げていましたが、3rdアルバムの予習がてら最新のリリース作含めレビューしていきたいと思います。
FKJ : レビュー
Way Out
3rdアルバム収録予定の3曲。FKJらしい美しいピアノの旋律から始まるスムースメロウ・リラクシンミュージック!
Greener feat. Santana
メキシコのレジェンドギタリスト、サンタナを迎えての幻想ディープトラック。
A Moment Of Mystery
ミスターチルウェーヴ、Toro y Moiとの共演!お互いの個性が絶妙なバランスで溶け合う秀作。
Ylang Ylang EP (Live Session)
このソロセッションは本当に素晴らしいですね。こんなにも自在に楽器を操れたらどんなに楽しいんだろう、と思わせてくれます。
Just Piano (In partnership with Calm)
こちらも必見(必聴)です。
メロウ・フレンチエレクトロニックのトップランナー、 French Kiwi Juice = FKJ でした。
本当に独学なのか?と思うほどのスキルと、フランス人らしいセンスが全開な、どこまでもオシャレなフレンチ・メロウ・エレクトロミュージックです。