LAを拠点に活動するR&B/ポップ男女デュオ・コレクティヴ、 Emotional Oranges (エモーショナル・オレンジス)。
ドレイクのオーディオ エンジニアである”A”とアデルのボーカルコーチである”V”が2017年LAでプロジェクトを結成、他にも共同プロデューサーやバックミュージシャンもいるようですが、そういった彼らは牧師など他に本業を持っているメンバーのよう。
2018年SoundCloudで最初のシングル「Motion」をリリース。この曲はアメリカのリアリティショー、RuPaul’s Drag Race2018のテーマソングにも起用され人気を獲得。
2019年に『The Juice: Vol. I』、『The Juice: Vol. Ⅱ』と2枚のアルバムをリリース。
90年代のノスタルジックさとLAっぽさを感じさせる爽快さ、煌びやかさが同居した洗練されたR&B/ポップを展開しており、ミッシェル・オバマらセレブたちからも高い人気を誇るグループ。
2022年12月9日にアルバムシリーズ第三弾となる『The Juice: Vol. Ⅲ』をリリースしています。
日本にも2020年にフジロックに出演するなど何度か来日していますね。
『謎の男女デュオ』の触れ込みらしく、だいたい男女のどっちが”A“でどっちが”V”かもよく分からないですが、そこは謎ということであまり深堀せず早速曲を聴いていきましょう。
Emotional Oranges : レビュー
Slide All Night
『The Juice: Vol. Ⅲ』より、アーリー90’sニュージャックスウィングなオールドスクールバイヴスが気持ちイイ!
Bounce
ポップとR&Bの絶妙なバランスの上に、こちらも絶妙なバランスのボーカル&イナたいラップの掛け合い。一歩でも間違えればダサさが勝ってしまうような、でもギリセーフな綱渡り系サウンド。
Down To Miami (feat. Becky G)
2021年『The Juice Box』より、レゲトンポップアイドル、Becky Gをフィーチャーした英西バイリンガル・サマータイムポップ。
West Coast Love
『The Juice: Vol. Ⅱ』から。良い意味でライトな味付けのR&Bでいて、R&Bコアファンからも支持されそうな絶妙なところ突いてますね。
Corners Of My Mind
『The Juice: Vol. I』より、チルな4つ打ちトラックが気持ち良いセンスの光る作品。
絶妙トラックを量産するLA男女R&B/ポップ・デュオ、 Emotional Oranges (エモーショナル・オレンジス)でした。
ライト層からもコア層からも支持されそうな絶妙なポイントをついてくる作品が多くてなかなか楽しめますね。メジャーレーベル、アイランドユニバーサルだし普通にライブもやってるし別に謎じゃなくても良い気がするんですがね~。