LA、コンプトン出身の若手ラッパーでファレル・ウィリアムスが主宰するレーベル”i am OTHER”と契約後、現在はWiz Khalifaなどが所属するCool Lil Companyで活動する、Simmie Sims III A.K.A Buddy (バディ)。
1993年生まれでキャリアスタートは2009年頃ですでに”i am OTHER”と契約し、The Neptunesプロデュースによる”Awesome Awesome,” で話題に、その後もKendrick Lamarとの共演等着実にキャリアを積んできました。
2017年にはカナダの新鋭売れっ子プロデューサー、Kaytranadaプロデュースによる”Ocean & Montana“と、その後”Magnolia“と立て続けにEPをリリース。
2018年、Cool Lil Company/RCAに移籍し、初フルアルバム“Harlan & Alomdra”をリリース。このアルバム、それまでの作品よりもソウルフルでファンクネスな仕上がりになっていて、個人的に非常に好みの作品です!
NWA、Dr.DRE、Kendrick Lamarへと続くコンプトン出身の新たなスター誕生の予感!
2022年には“Harlan & Alomdra”から実に4年振りとなるアルバム『Superghetto』をリリース。
この4年間でTinashe、Shay Lia、Dinner Party、Robert Glasperなどジャンルを超えた客演や、Gully、God Father Of Harlemなどの映画、ドラマのサウンドトラック参加によりすっかりコンプトンの顔となったその成長ぶりがうかがえる内容となっています。
Buddy : レビュー
Wait Too Long feat. Blxst
『Superghetto』から2曲。西海岸的だけど重くならない、絶妙なバランス感覚は前作同様に引き継がれ、磨き上げられたような作品。Blxstのボーカルもシブく楽曲を引き立てます。
Hoochie Mama
とはいえやはりアルバム1曲目では西海岸DNAを感じさせる、大将Dr.DREの”Bitches Ain’t Shit“使いによるG-Funkオマージュ。
Buddy – Awesome Awesome
iam OTHERからの第一弾。The Neptunesサウンド全開!
Hey Up There feat. Ty Dolla $ign
アルバム”Harlan & Alomdra“より、安定のTy Dolla $ignをフィーチャーしたミディアムトラック。
Trouble On Central
おススメ。内容はシリアスですが、ほぼ歌ものに近いアプローチがGOOD
The Blue feat. Snoop Dogg
おススメその2、これも歌ものに近いソウルフルなアプローチ。Snoopも激シブにキメてます。
World Of Wonders
Kaytranadaプロデュース作品らしい切り刻んだビートとフワフワしたシンセが気持ちいいポップなつくり。
まとめ
コンプトン出身の新鋭ラッパー、 Buddy でした。
アルバム“Harlan & Alomdra”はかなり良作でしたが”Superghetto“もそれを引き継ぐ秀作!この先の活躍も見逃せないラッパーです。