センス抜群なロンドン出身の若手ギタリスト兼トラックメイカー、 Tom Misch (トム・ミッシュ)。ヒップホップとジャズとギターが織りなす現代的サウンドは、引き算の美学というか、シンプルでポップで軽快なリズムが、この上なく洒脱に耳に馴染んでいきます。
2012年からSNSを中心に活動を開始し瞬く間に話題となり、2014年ミックステープ「Beat Tape 1」をリリース、いくつかのEP、ミックステープを経て2018年フルアルバム「Geography」をリリース。耳の早いリスナーから大きな反響を得て、日本テレビの朝の情報番組『スッキリ』にも登場するなど日本のでも高い人気を誇ります。
メロウで泣かせるギターリフと良い意味でしつこくなくクールなボーカルワーク、そしてJ Dillaの影響を受けたであろうチルでエモいヒップホップベースのトラックメイキングによるセンス抜群な珠玉のサウンドを、ハイペースでリリースしています。
その珠玉のサウンドの中からおススメ曲をピックアップしてご紹介します。
Tom Misch : レビュー
Lost In Paris feat. GoldLink
頭のギターから期待感を膨らませてくれる涼し気なチルサウンドに、ゴールド・リンクのラップもクールにハマる。
It Runs Through Me feat. De La Soul
おススメトラック。ヒップホップレジェンド、デ・ラ・ソウルとのカップリングは、コード進行が美しいジャジーチューン。
South Of The River
こちらもおススメ。イントロのストリングスも印象的なトム・ミッシュ的なクール・ディスコサウンドは、遊び心たっぷりにストリングス、ギター、ベースが絡み合うグッドヴァイブス!
Money
アフリカルーツを感じさせる英国産ヴィンテージソウルの雄、Michael Kiwanukaと、Tom Mischのカップリング。スムースなトム・ミッシュらしいディスコサウンドに、いつもよりソフトなキワヌカのボーカルがクール。
このカップリングはイイですね、他にもカップリングが素晴らしいコラボR&Bをこちらで特集しています。
Tom Misch & Yussef Dayes – Lift Off (feat. Rocco Palladino)
それまでの洒脱な雰囲気とは違った緊張感あふれる演奏がグッとくる、UKジャズの中心的天才ドラマー、Yussef DayesとD’Angeloのバックバンドthe Vanguardのベースを担当していたRocco Palladinoとのコラボレーション。
▼Tom MischとYussef Dayesの記事はこちら▼
星野源 – Ain’t Nobody Know
なんと星野源の楽曲をTom Mischが共同プロデュース。トラックがトムミッシュになっている贅沢な邦楽。
まとめ
抜群のセンスが光るトラックメイカー、Tom Misch(トム・ミッシュ)でした。クールでオシャレなギターサウンドは現代随一の存在。まだまだおススメサウンドが沢山あるので是非掘ってみてください。