テキサス州オースティンを拠点とするMatthew Terry(マシュー・テリー/ボーカリスト・ギター)とEugene Chung(ユージーン・チャン/ドラム)によるインディポップバンド、 Summer Salt (サマーソルト)。
1960年代のポップスをベースに、ボサノバ、ジャズ、ハワイアンのエッセンスを散りばめ、さわやかでカラフルなメロディとボーカルハーモニーがブレンドされたドリーミーなギターポップ。
2014年デビューEP『Driving to Hawaii』ではビーチボーイズのような60年代ギターポップを披露し、その後コンスタントなEPでブラジリアンボッサや、ストレートなインディロックのアプローチでファンを獲得、2018年フルアルバム『Happy Camper』でそれまでの集大成的Summer Saltサウンドを披露します。
2人から繰り出されるメロディックなアンサンブルは、60年代のLovin ‘Spoonful、Donovan、Frankie Valliのようなノスタルジックさを醸し出し、夏の日に田舎で食べる「塩をひとつまみ」かけたスイカのようにほんのり甘く、懐かしく、どこまでも優しい味わいに満ちています。
2022年には過去の楽曲をアコースティックにリイシューしたアルバム『Juniper Songbook』をリリース。こちらも休日にゆったりと聴き入りたくなるチルで癒される内容になっていておススメです。
ということでサマーソルト、レビューしていきましょう。
Summer Salt : レビュー
Summer Salt – Candy Wrappers
アルバム『Happy Camper』より。おススメ。
ザ・サマーソルト的シンプルでメロディックで優しい、ドリーミー・インディポップの傑作。
Summer Salt – Heart and My Car
アルバム『Happy Camper』より。
60年代サーフロックのようなアンサンブルが素晴らしい、誰でもスッと入っていけるような実に気持ち良いポップス。
Summer Salt – Fire Flower
2019年作『Favorite Holiday Vol.1』より。
美しいコーラスが心を癒すハートウォーミングな心地よさ。
Summer Salt – Driving To Hawaii
『Driving to Hawaii』EPより。
シンプルに鳴り響くギターとドラムとベースのセットが、彼らの提唱する”chillaxin’“そのもの。
こちらは2022年リメイクされたJuniper Version、オリジナルの良さそのままにシンプルな構成。録音が新しいだけにこちらの方が聴き易いですね。
2022
Summer Salt – Little Chimmy
2019年『Honeyweed』より。
トロけるようなチルなメロディとボーカル、サビへのグルーヴィな展開と、どこを取ってもスウィートな極上チルアウトポップ。
Monday’s Fácil
2021年アルバム『Sequoia Moon』より。ビンテージ感とリラックス感がほどよくマッチした初夏サウンド!
まとめ
夏に聴きたいトロける極上ドリーミー・ポップバンド、Summer Salt(サマーソルト)でした。
様々なシーンで心癒される夏のBGMとして活躍してくれること間違いなしですよ!