Harrison Mills(ハリソン・ミルズ)とClayton Knight(クレイトン・ナイト)によるシアトルのプロデューサー・
ウェスタン・ワシントン大学学生時からチームを組み始め、卒業後すぐの2012年、デビュー・アルバム『Summer’s Gone』を自主制作リリース。
そのころから変わらず巧みな空間表現、シネマティックでエモーショナルな雰囲気を醸し出すエレクトロニックサウンドによってチルウェーヴ、フューチャーベースシーンにおいて頭角を現していきます。
2015年には新進気鋭のミュージシャンやグラフィック・アーティストなどのに活躍の場を提供するためのレーベル、”Foreign Family Collective“を設立。
LIttle DragonやLeon Bridgesらアーティストとのコラボレーションも活発に行い、2016年BEST REMIX ReRECORDING(Say My Name)、2017年にはBEST DANCE RECORDING(Line Of Lights)、BEST DANCE/ELECTRONIC ALBUM(A Moment Apart)でのグラミー賞ノミネートによって、トップクリエイターとしての地位を確立。
2020年にオーストラリアのディープハウス系DJ、Golden Featuresとのプロジェクト『BRONSON』での活動が主軸になっている感がありましたが、2022年に入りODESZA名義でのシングルリリースが戻ってきていますので、ここで取り上げていきたいと思います。
プラス、2022年7月に5年振りとなるアルバム『The Last Goodbye』がリリースされ、モータウンのソウルアイコンシンガー、Bettye LaVetteと組んだ同名シングルの他にJulianna Barwick、Izzy Bizu、Låpsleyなど、注目のシンガーによって彩られたエモーショナルでドラマティックなエレクトロミュージックの世界観が描かれています。
ODESZA : レビュー
Love Letter feat. The Knocks
同じエレクトロニックデュオであるThe Knocksをフィーチャーした、ディープなビート&シンセにODESZAらしいドラマティックな展開が表現されています。
The Last Goodbye feat. Bettye LaVette
BRONSONでの影響を感じさせるややダウンテンポながらもディープハウスな音作りとパワフルなベティ・ラヴェットのボーカルのコラボレーション。
Better Now feat. MARO
Line Of LightsやFallsのような広大でドラマティックなオデッザらしいサウンドスケープ。
インディエレクトロニックシーンのトップクリエイターデュオ、 Odesza (オデッザ)でした。
非常に有機的なサウンドを作り上げるスケールの大きい二人組ですね。アルバム『The Last Goodbye』は前作を踏襲しつつもよりグレードアップした、非常にエモーショナルな作品です。
当サイトでも「チル・ヒップホップ」の側面で取り上げてますのでこちらもチェックしてみてください。