トリニダード・トバゴ出身、NYで活動する今や女性ラッパーとして、あのMissy Elliotをも超える人気と実力を持つであろうヒップホップ・クイーン、” Nicki Minaj “( ニッキー・ミナージュ )。
Lil WayneのYoung Money Entertainmentと契約し、2010年のデビューアルバム「Pink Friday」をリリース。アッパー系パーティチューンが際立つ作りと、奇抜な衣装や髪型でLady GAGAと共にギャルのカリスマ、時代のアイコンとなり、Billboard Hot 100に7曲同時にチャートインさせるなど当時の記録を打ち立てていきました。
個人的には3rdアルバム「The Pinkprint」あたりから帰ってきた、というんでしょうか、ヒップホップに帰ってきた感がありますね。2枚目「Pink Friday: Roman Reloaded」がもうメジャー路線すぎたので、より「The Pinkprint」がバランスの取れた良作だと感じました。
そして、8/10に最新アルバム「Queen」がリリースされています。
後述しますが、ここにきてよりヒップホップに寄ってきています。彼女の作品の中では少し地味かもしれませんが、非常にストリート感のある硬派なサウンドに仕上げてきましたね。
Discography (アルバム)
Pink Friday(2010年)
Pink Friday: Roman Reloaded(2012年)
The Pinkprint(2014年)
Queen (2018年)
Review(レビュー)
MEGATRON
メガトロン・・・トランスフォーマー的な意味でしょうか?そういえばFutureの”Transformer”でNicki Minajがフィーチャーされてますが、その中でも「Some call me Nicki but some call me Megatron」と言ってます。確かにロボット的なイメージあるかも。
Chun Li
こちらはストリートファイターの登場人物、春麗 “Chun Li”を模したもの。どうもアクション系が多いようで。
Barbie Dreams
R.I.P. to B.I.G-The Notorious B.I.G.“Just Playing (Dreams)”=James Brownの”Blues And Pants”の有名ブレイクを使用したオールドスクールスタイル。
Bed ft. Ariana Grande
アリアナ・グランデをフィーチャーした2018年「Queen」で最もポップな曲。
Anaconda
前作「The Pinkprint」から。90年代お下品ラップの殿堂、Sir Mix A Lot”Baby Come Back”使い!その痛快下品なリリックと共に完コピ。
Truffle Butter
「The Pinkprint」からもう一曲、DrakeとLil Wayneをフィーチャーした”Truffle Butter”、Maya Jane Colesの”What They Say”を使用した、この無機質なビートがクセになる硬派な一曲。
Megan Thee Stallion – Hot Girl Summer ft. Nicki Minaj & Ty Dolla $ign
この二人が揃えばご覧の通りのメガ盛り感満載のビジュアル。ここにSteflon Donも加わったら大変なことになりそうで想像するだけでお腹一杯かも。キャッチーなトラップビートが心地良い良作。
Super Bass
出世作、このイメージが強い人もいるんじゃないでしょうか。
まとめ
2010年代以降のヒップホップ・クイーン、 Nicki Minaj でした。2018年作「 Queen 」を中心に紹介しました。彼女のイメージからしたら硬派な作りになっているのではないでしょうか。個人的には好みです。
アルバム「 Queen 」の試聴はこちらからも。