ヨーロッパのダンスミュージックシーンから派生したユーロ・ディスコ~ハイエナジー~ユーロビートは1980年代中盤頃より世界のディスコシーンに浸透していきましたが、ご存知のようにバブル期を迎えた日本のディスコシーンにおいては爆発的なブームとなります。
時を同じくして全国展開したディスコ「マハラジャ」や「キング&クイーン」の台頭によりディスコ=マハラジャ=ユーロビートというのが80年代中盤~後半の日本のディスコシーンのひとつのパッケージと化していきます。
そんな中で大量生産されたいたユーロビート、どちらかというと”消費音楽”で作りが単調ですので「懐かしさ」以外に振り返ることが少ない(個人的な見解です)ジャンルではありますが、その中でも秀逸なメロディ展開が多い哀愁系のユーロビートをピックアップしていきたいと思います。
サクラタップス音楽部では珍しい、初のユーロビート特集です!
【80年代】 美メロ哀愁ユーロビート 厳選名作7選
Antonella – Supersonic Level (1988年)
アタマからのサビメロディー、コーラス音声サンプルのフック、Bメロからのブレイク~サビと秀逸で飽きの来ないアレンジが施された鉄板のメロウユーロビートアンセム!
Morgana – C’est cupidon (le roi absolute de l’amour) (1988年)
フランス出身のシンガー、Morgana(モルガーナ)によるキュートなフランス語ユーロビート。
David Lyme – Playboy (1986年)
“Bambina”、”Bye Bye Mi Amor” など数々のイタロディスコヒットを持つスペイン出身のシンガー、David Lymeの1986年作。キャッチーなシンセによるメロディアスなサビ~ブレイクが印象的。
ROSE – I WANNA BE YOUR LOVE (1988年)
間奏のギターの音色も切ない哀愁系ユーロビートと言えばこの曲!と言っても過言ではない完璧なまでの美メロ哀愁っぷり。
現場では欠かすことのできないロングランプレイナンバー。
Sophie – Soft Time (1989年)
前述”I WANNA BE YOUR LOVE”と双璧をなす哀愁ユーロビートの代名詞。”My World”と共にSophieの代表曲。
VIRGIN – ONLY YOU (1989年)
哀愁ユーロビートの中でもシンセやフック、ボーカルに特に若々しさと爽やかさを感じる楽曲。サビもキャッチーでイイですね。
Kylie Minogue – Turn It Into Love (1988年)
いまでも活躍するディスコクイーン、Kylie Minogueの若さ溢れるアイドル時代のデビューアルバム『Kylie』から日本でのみシングルカットされた楽曲。
日本ではお馴染みWINKを筆頭に西城秀樹、小柳ゆきなど多くのカバーがリリースされた、当時ユーロビートシーンを席巻していたイギリスのプロデューサーチーム、ストック・エイトケン・ウォーターマンの中でも屈指の美メロ哀愁ユーロビート。
まとめ
【80年代】 美メロ哀愁ユーロビート 厳選名作7選でした。
記憶をたどりつつ思い出した7曲、今でもその美メロぶりにキュンとしてしまいますね!