Laura Mvula / ハイクオリティな現代ブリットポップ

Laura Mvula Pop
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イギリス、バーミンガム出身のシンガーソングライター、 Laura Mvula (ローラ・ムヴーラ)。

中米セントキッツ島出身の母親とジャマイカ出身の父親のもとで育ち、バーミンガム音楽院を卒業し、中学教師といくつかのグループでのリードボーカルを務めたのち、ジョージ・マイケルやフレディ・マーキュリー、コリーヌ・ベイリー・レイなどの楽曲も手掛けたベテランプロデューサー、Steve Brownプロデュースによるアルバム『Sing To The Moon』で2013年デビュー。

クオリティの高いブリットポップサウンドと、様々なキャリアと知性を感じさせる堂々としたボーカルは音楽各メディアから高い評価を獲得し、”BBC Sound of 2013“でNo4、Brit Awards、Mercury、Ivor Novello Awardなどイギリスの主要アワードに軒並みノミネートに加え、MOBO(Music of Black Origin)Awardsのベストフィメールアーティスト賞受賞と一気にブレイク。

2014年に『Sing To The Moon』をオーケストラバックでアビーロードスタジオにて録音されたバージョンのリリース、2016年にロンドンシンフォニー・オーケストラやナイルロジャースも参加した2ndアルバム『The Dreaming Room』をリリース。

力強く、骨太かつしなやかなボーカルと存在感のあるキャラクターは、よりワールドワイドな存在となる予感がします。

2021年7月に3rdアルバム『Pink Noise』のリリースを控えており、先行シングルやプレEP『1/f』のリリースと、ここにきて期待感を膨らませてくれているLaura Mvulaをレビューしていきます。

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Laura Mvula : レビュー

Church Girl

Pink Noise』からの先行カット2曲。

純粋培養されたような80年代風のエレクトロニックビートと、伸びやかでパンチのあるボーカルがキャッチーなポップソング。

 

Safe Passage

こちらも「Church Girl」同様煌びやかな80年代ポップ風。

バリバリ肩パットの直線的な衣装コーディネートがかつてのGrace Jonesみたいですね。

 

 I’m Still Waiting (1/f Version)

ダイアナロスの1971年UKナンバー1ヒット、”I’m Still Waiting“のカバー。こちらは『1/f E.P』に収録。

 

Green Garden

デビューアルバム『Sing To The Moon』より。美しくもパワフルな上質ブラックソウル・ポップは、2020年にBBC Sound Ofを獲得したCelesteと通ずるものがあります。

 

Overcome feat. Nile Rodgers

2016年『The Dreaming Room』より。CHICのナイル・ロジャースを迎えてのダンサブルポップ。

 

Sing to the Moon (w/Snarky Puppy)

2021年のグラミー受賞、日本人パーカッショニストの小川慶太氏も参加するスナーキー・パピーをバックに従えた”Sing To The Moon“ジャズバージョン。

 

まとめ

ハイクオリティな現代ブリットポップ、Laura Mvula(ローラ・ムヴーラ)でした。

ジャズやネオソウル、エレクトロニックからオーケストラまで、どんなトラックにも負けない力強さをもったボーカルと彼女の存在感は、今後よりワールドワイドなアーティストになっていくのではないかと思いますので要チェックです。