イギリスの人気ボーイズバンド、One Directionのメンバーでもあるシンガー、ソングライター、俳優の Harry Styles (ハリー・スタイルズ)。
2010年イギリスの人気オーディション番組「Xファクター」出演をきっかけにワン・ダイレクションのメンバーの一人となり世界で絶大な人気を獲得。
2016年よりソロ活動を開始し、クイーン、エルトン・ジョン、ビートルズといった幼少期の憧れを反映しつつワンダイレクション時代からのイメージを継承したポップスを展開し2017年セルフタイトル『Harry Styles』は全世界でアルバムチャート1位を獲得。
続く2019年『Fine Line』では、よりシャープなポップソングからChildish Gambino的ファンクやBon Iver的バロック・フォークまでバラエティ豊かな作品となり、シングル”Watermelon Suger“でグラミー賞最優秀ポップソロパフォーマンスを受賞。
2022年5月には3rdアルバムとなる『Harry’s House』をリリースし、ジョン・メイヤー、ピノ・パラディーノ、ブラッド・オレンジ、ベン・ハーパーらも参加した、70年代テイスト漂うさらにレベルアップした秀逸ポップアルバムとなっています。
Harry Styles : レビュー
Music For a Sushi Restaurant
『Harry’s House』のオープニングを飾る「寿司レストランの音楽」。R&B、ディスコの要素たっぷりなブギートラックはApple Air Podsとのタイアップもされてますね。
As It Was
A-haの「Take On Me」を思わせるようなシンセとドラムフック、ヴィンテージスタイルのようで未来感のある絶妙な感覚の一曲。
Daydreaming
Brothers Johnsonの1978年作『Ain’t We Funkin’ Now』のコーラスサンプルにバックギターはジョンメイヤーが担当したファンクポップ。
Watermelon Sugar
ソロとして最大のヒットとなった『Fine Line』からのカット。前作『Harry Styles』の”Kiwi”に続くフルーツベースソング。
未来を切り拓くトップポップパフォーマー、 Harry Styles (ハリー・スタイルズ)でした。
Joni Mitchelleの1975年アルバム『Harry’s House/Centerpiece』を引用したと思われる(ジョニ・ミッチェルからも「気に入った」と言われている)アルバム『Harry’s House』、来年のグラミーでも注目されるであろう作品ですので要チェックですね。