キューバ生まれでメキシコ~マイアミで育ったシンガー、 Camila Cabello (カミラ・カベロ)。
アメリカの人気スーパーガールズグループ、5th Harmony(フィフス・ハーモニー)のメンバーとして2013年から活動するも2016年に脱退を決意。
その2年後の2018年に『Camila』でソロデビュー。このアルバムからのシングル、『Havana』が爆発的ヒット。
自身のバックグラウンドを武器に、ラテンミュージックやサルサとR&B、レゲトンをポップにクロスオーバーさせたアプローチで5th Harmony時代とは違った魅力を発揮しています。
彼女の成功によりKali UchisやAmbar Lucidといったヒスパニック系(Latinxアメリカン)シンガーが、より一層注目されてきましたね。
2019年アルバム『Romance』の大成功でソロアーティストとしての確固たる地位とラテンポップ・R&Bスタートしてのステージが確立された感があります。
そして2022年4月リリースの3rdアルバム『Familia』ではキューバ人とメキシコ人のの血統、バックグラウンドをより意識し、Cheche AlaraやEdgar Barreraといった本場ラテンポップのベテラン・アーティストたちとの少人数の共同制作に踏み切った、初めて全曲スペイン語で歌われた曲も収録する、かなりラテンに傾倒した挑戦的な内容となっています。
それではCamila Cabelloの3rdアルバム『Familia』からの曲を加えたおススメ曲7曲を聴いていきましょう。
Camila Cabello : おすすめレビュー
Don’t Go Yet
『Familia』から2021年に先行カットされた、コンガ、フラメンコ・ギター、マラカスが鳴り響くストレート・ラテン・ポップは現代版グロリア・エステファンのよう。
Bam Bam feat. Ed Sheeran
伝統的なクンビア、サルサを、カミラ・カベロというキャラクターを通してポップにフィルターがなされた曲。エドシーランが加わったことでよりその敷居が低くなっているように思います。
My Oh My feat. DaBaby
2019年アルバム『Romance』からの現在ヒット曲。人気ラッパー、DaBaby(ダベイビー)をフィーチャー。
マイナーコードで進行するベースラインが特徴的なローファイなレゲトン×R&Bが新鮮。
Havana feat. Young Thug
2017年~2018年の大ヒット曲。
サルサ・ラテンポップとR&Bを絶妙にブレンドしたアプローチに目から鱗でした。Spotifyなどのストリーミング再生記録を塗り替えるのは納得!の内容。
ビギナーでも上級者でもこの曲はハマるはず。
2019年のグラミーでのパフォーマンスもよかったですね。
Shawn Mendes, Camila Cabello – Señorita
ショーン・メンデスとのデュエットで全米1位を獲得した「セニョリータ」。
この曲もSpotifyのデュエット曲における再生回数記録を作ってますね。全米のラティーノ釘付け、ラテン推しが見事にハマってます。
Living Proof
カミラのファルセットボイスとポップさを前面に出しながらも、どこかラテンさをひっそりと残したこのバランス感覚に脱帽。
Shameless
どこか「かわいらしさ」を前面に出してきたカミラが、ラテンさも影を潜めてパワフルに歌うチャレンジングな内容。
Camila Cabello : まとめ
ソロとしてポップスターの地位を築きつつある Camila Cabello (カミラ・カベロ)でした。
ラテン要素を前面に出し、R&B・ポップと絶妙なバランスでブレンドする手法は、今後のラテンアメリカ系アーティストの手本になっていくことでしょう。
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