80年代から90年代にかけて、Swing Out Sisterなどイギリス発のオシャレ系ポップサウンドの潮流の中で、大きな成功を収めたポーランド出身、イギリスで活動するシンガーソングライター、 Basia (バーシア)。
1983年頃から活動を開始したこれまた当時のオシャレ系、ラテンジャズ系ポップスユニット、 Matt Bianco の初期オリジナルメンバーとして参加し注目を浴び、1986年からソロ活動に転向、翌87年にリリースした初ソロアルバムにして名盤となる「Time And Tide」がプラチナセールスの大ヒット。
その後も「London Warsaw New York」「The Sweetest Illusion」などの名盤を次々とリリースし90年代にかけて黄金期を迎えることとなります。
透明感のある3オクターブの歌声と、マット・ビアンコからのイメージを踏襲したラテン・ジャズ、フラメンコをベースにしたジャズ・クロスオーバーな作品を小難しくなく、品良く仕上げられているポップス感が幅広い層に受け入れられ、当時のオシャレなスポットでは欠かせないBGMツールでもありました。
そんなバーシアも今年64歳(!)ってちょっとびっくりですが、前作「It’s That Girl Again」から9年振りとなる最新アルバム「Butterflies」をリリース。透明感のある歌声は健在です!
新作から往年のヒット曲まで含めて聴いていきましょう。
Basia : Review(レビュー)
Matteo
最新作「Butterflies」から。初期の名作”Baby You’re Mine“を彷彿させるバーシアっぽい哀愁のあるフラメンコ調ポップ。歌声は全く変わりません!
ライブ映像。ちょっとやっぱり貫禄ついちゃってますね。
Bubble
こちらも最新作「Butterflies」から。かなりジャジーで、「違いの分かる大人のポップス」といった趣き。
New Day For You
87年作、1stアルバムからお気に入り。今聴いてもスタイリッシュなクロスオーバーサウンドですね。
Cruising for Bruising
1stをよりワイドに洗練されたサウンドを聴かせてくれる2ndからのリーダー作にして代表作。
Drunk On Love
94年作、”The Sweetest Illusion”より、ジャジーでスタイリッシュでポップ、そしてキュートなバーシアの歌声。サイコーに気持ち良いバーシアサウンドの最高峰!
If Not Now Then When
前作アルバム「It’s That Girl Again」から。極上のヨーロピアン・ラテンボッサ。
まとめ
とても64歳とは思えない、今でもキュートで透明感のある歌声を聴かせてくれるBasiaでした。2020年代に往年のバーシア・サウンドを聴いてみても、全然色褪せないサイコーにポップでキュートなサウンドだと改めて感じました。全然今でもイケてるサウンドですね。
新作アルバム「Butterflies」でも、クロスオーバーサウンドとその歌声はデビューのころとまったく変わらないバーシアがそこにいます!
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