Back to 90’sと題して90年代のR&Bシーンを年ごとに振り返っていきたいと思います。
このページでは1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年、1997年、1998年に続き、1999年のR&Bソングからこの年を象徴する10曲をセレクトしています。
ミレニアムを目前にしてR&Bシーンの中心的存在は徐々に変わろうとしており、Destiny’s Child、Kelis、Missy Elliottなど、2000年代を牽引するアーティストたちが台頭。
Erykah BaduやMaxwell、D’Angeloらネオソウルも、全世界でその手法が拡散され2000年代以降のジャジーネオソウル、フューチャーソウルへと発展していく原型としてAngie Stone、Macy Gray、Groove TheoryのAmel LarrieuxやフランスからLes Nubianらがシーンの方向性を示していました。
そんな中90年代のR&Bらしさを残しつつ次世代への橋渡し的役割を担った、Heavy D &The BoyzのEddie FプロデュースによるDonell Jonesのミッドチューンがこの年を象徴していて、#10のPharrell WilliamsとChad Hugo(The Neptunes)プロデュースによるKelisの”Caught Out There”によって時代が完全に切り替わっていくような印象を受けます。
そして2000年代はTimbalandとThe Neptunes、そしてKanye Westの時代へと移り変わっていきます。
1999年 R&B ベストソング 10選
#1 Donell Jones – U Know What’s Up feat. Left Eye
#2 Missy Elliott – Hot Boyz
#3 Macy Gray – I Try
#4 Monica – Angel Of Mine
#5 Makeda – Les Nubians
#6 Amel Larrieux – Get Up
#7 Destiny’s Child – Say My Name
#8 Joe – I Wanna Know
#9 Lauryn Hill – Ex-Factor
#10 Kelis – Caught Out There
【Back to 90’s】 1999年 R&B ベストソング 10選でした。いかがでしたでしょうか。
ということで90年代の10年間のR&Bシーンを振り返ってみました。R&Bシーン、ファンにとってはあらゆる転換点となり、現代のR&Bシーンにも非常に影響力のある重要な年代のような気がしますね。