60年代リアルヴィンテージソウルやポップスを華麗に現代サウンドで復活させる歌姫、 Trish Toledo (トリッシュ・トレド)。兄弟姉妹が多いエクアドル・グアテマラの家族で生まれ、現在はカリフォルニアで活動。
父親の影響で歌を歌い始めましたが、10代で子供を持ったことで一時は音楽の夢をあきらめていたところ11歳になった息子が母親の魅力的な歌唱力に気づき、音楽への夢を追いかけるよう勧めたらしいです。なんてできた息子だよ、おい!
その息子さんの耳は確かで、芯のしっかりした本格的な歌唱力と良い意味で粘着質でありながらしなやかな歌声が実に素晴らしい!
Amy Winehouseのヴィンテージ感とはまた違ったオールドスクールなサウンドそのままに、その時代にタイムスリップしたような古典的な歌いっぷりが逆に新鮮さを感じさせてくれます。
今までに、
Dedicated To The Ones I Love Vol.1 (2017)
Dedicated To The Ones I Love Vol.2 (2018)
という過去の名曲からのトリビュートミニアルバムをリリースしています。
Trish Toledo : Review(レビュー)
Do You Love
アルバムには収録されていない単体シングル。トリビュートかどうかは不明ですが、ヴィンテージ感がサイコーのお気に入り。チカーノ・ラッパー、Baby Bushをフィーチャー。
Tell Him
オリジナル、Patti Drewの60年代ポップ。オールディーズな雰囲気にトリッシュ・トレドの歌いっぷりが素晴らしい!
I Do Love You
オリジナル、Barbara Masonの60sR&B、ゆったりと流れるトロピカルムードな空気感が良いですね。
Somebody Please
オリジナル、The Vanguardsの1969年作、メロウ・スィートソウルを情感豊かに歌い上げます。
I Want You Back
オリジナルがわかりませんが、温かく、家でじっくり聴きたくなるナイス・ヴィンテージソウル!
Thee Only One
60年代~70年のシネマスタイルが素晴らしい!
まとめ
オールディーズを華麗に蘇らせるシンガー、 Trish Toledo (トリッシュ・トレド)でした。なんだかこのヤンキー感がタマらなくイイ。場末のスナックにいそうな情が厚くて歌がとびっきり上手いお姉さんみたいな親しみ易さがグッときます。
バリバリの復刻オールディーズシリーズも良いですが、イマドキのトラックでのR&Bも聴いてみたい、というかハマると思いますよね!その路線でシングルリリースしないかなぁ。