Tierra Whack / 独自のセンスを貫く個性派ラッパー

Tierra Whack Hip Hop
Tierra Whack poses for a portrait at Matthias Baldwin Park in Philadelphia on Thursday, Aug. 3, 2023.
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フィラデルフィア出身で現在も同地を活動拠点にするラッパー、シンガーの Tierra Whack (ティエラ・ワック)。

10代半ばよりラッパーとして活動しており、Dizzle Dizz名義でいくつかの楽曲をリリースしたものの、うつ病などもあり活動を休止し一時アトランタへ移住。

その後再度フィラデルフィアへと戻りTierra Whack名義でリスタートし、インタースコープ・レコードと契約。

いくつかのシングルをリリースする中で”Munbo Junbo“のMV含むユニークな表現が注目され、グラミー賞最優秀ミュージックビデオ賞にノミネートされたことで脚光を浴び、Beyonce、Alicia Keys、Tyler The Creatorらメジャーアーティストとのコラボレーションを実現。

2018年にデビューアルバム『Wack World』をリリース。15曲全曲を1:00(60秒)ピッタリに収録したラインナップ、ユーモアセンス、彼女の魅惑的な描写が詰まっており、同作品のビジュアルアルバムと共にPitchfolkやBillboardをはじめとした多くのメディアで2018年のベストアルバムに選出。

2020年の”Peppars and Onion“、”Feel Good“ではアップル(Home Pod mini)とのタイアップも実現。

この年代のミッシー・エリオットと言われる、奇抜なアイデアとユニークな表現力で、トゥワークダンス(下半身を激しく振って踊るダンス)が出てくるようなセクシャルな表現が氾濫する女性ラッパー陣とは一線を画す存在と言えるでしょう。

2024年3月には2ndアルバム『World Wide Whack』をリリース予定です。

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Tierra Whack : レビュー

2ndアルバム『World Wide Whack』からの先行。どこかで聴いたことのあるような70年代~80年代ファンクのようなトラック。オリジナルは2:43秒なので今回は特に秒数の縛りはなさそう?

 

こちらも23年作品で2ndに収録されるかは不明。Tierra Wackらしいシンプルで重たいビートとキャッチーなメロディの組み合わせ。

1分×15曲の『Wack World』のビジュアルアルバム。彼女のユニークさと不気味さがギュッと詰まった作品。

 

アップルHome Pod miniとのタイアップ曲

 

独自のセンスを貫く個性派ラッパー、 Tierra Whack (ティエラ・ワック)でした。奇抜さ、ユニークさとキャッチーさと美的センスを兼ね備えた、まさに現代のミッシー・エリオットともいうべき唯一無二の存在感。

セカンドでもその異彩を遺憾なく発揮してくれることを期待してくれそうです。

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