スウェーデン、ヨーテボリ出身のR&Bシンガー、 Sebastian Mikael (セバスチャン・ミカエル)。
スウェーデン人の父とエチオピア人の母を持ち、父親のレコード・コレクションを通じて音楽に触れ、10代からマーヴィン・ゲイ、ワイクリフ・ジーン、アッシャーなどの曲を独学でギターを学びながらコピーし、同時にレコーディングをはじめ、地元のヒップホップ・アーティストと楽曲の共同制作を開始。
その後渡米し、カリフォルニアのミュージシャンズ・インスティテュートで2年間オーディオ・エンジニアリングを学んだ後ボストンに移り住み、名門バークリー音楽大学に進学。
そこでワーナーミュージック傘下のSlip-N-Slide RecordsのCEO、Ted Lucasの目に留まり契約。2011年にデビューミックステープ「J’Adore」をリリース。
収録曲の『Beautiful Life』はバイラルヒットとなり音楽業界で注目を浴びすることとなり、2014年にはフルアルバム『Speechless』でアルバムデビュー。
その中のシングル”Last Night”では、2014年のソウルトレイン・アワードのベスト・インディペンデント・R&B ソウルパフォーマンスにノミネートされ北欧出身アーティストが全米R&Bシーンにおいても注目される稀な存在へと成長。
その後、2018年と2019年にそれぞれ2枚のEP — I C U U C Me, Pt. 1 と I C U U C Me, Pt. 2がリリースされ、2022年10月にはEP『PHILEO』がリリースされています。
アメリカ産R&Bトレンドを持ちながら、洗練されたヨーロピアンサウンドと甘美でセクシーなボーカルが巧く融合した魅力的なコンテンポラリーR&Bの世界です。
Sebastian Mikael : レビュー
Scene 1
EP『PHILEO』より、A COLORS SHOWでのセクシーなパフォーマンス。
Overgold
グルーヴ感のあるベースラインに体が揺らぐファンクチューンにサビでのセバスチャンのファルセットが印象的。
Exit
2020年作。D’Angeloのようなレトロな雰囲気を持つY2Kネオソウルスタイル。Billboard Adult R&Bチャート13位を記録。
Time
2019年EP『ICUUCI ME Pt.Ⅱ』より、90 年代の雰囲気がにじみ出た官能的なビジュアル&トラック。
Sebastian Mikael – Last Night ft. Wale
デビューアルバム『Speechless』からの代表曲。Al B. Sure!の”Nite & Day“のベースライン使いのコンテンポラリーR&B。
洗練されたスカンジナビアン・コンテンポラリーR&B、 Sebastian Mikael (セバスチャン・ミカエル)でした。
かなりアメリカ系の現在トレンドR&Bなんですが、やはり北欧風味というんでしょうか、どこか洗練された洒脱感が感じられる楽曲が良いですね。