少し濃いめの カフェBGM / ブラジルミュージック9選

カフェBGM World
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コーヒータイム、ブレイクタイムにおススメするブラジルミュージックをセレクトしました。

日本酒と演歌が合うように、その地の名産品と音楽は切っても切れないもの。コーヒーといえば南米が名産地ですので、やはりその地の音楽との相性はピッタリと合うものです。

カフェで流れるボサノバやラテンジャズも良いものですが、今回はよくカフェで流れてたりカフェを題材にしたCDやプレイリストにあまり取り入れられてないような、サクラタップス音楽部ならではの少し濃いめの”カフェBGM“をご紹介します。

 

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Arthur Verocai – Amor Na Contra Mão

Cut Chemist、MF DOOM、Madlibらヒップホップクリエイターにも高い影響力を持つリオ・デ・ジャネイロの天才作曲家が、72年トロピカリア~ブラジルサイケファンク屈指の名盤『Arthur Verocai』のリリースから35年の時を経てイギリスのブラジリアンミュージック専門レーベルFar Out Recordingsから放たれた孤高の名作アルバム『Encore』より。

至福の時間を過ごすには欠かせない、アルバム通しでぜひ聴いていただきたい作品です。

 

Antonio Adolfo & A Brazuca – Claudia

ブラジルの名ピアニストとして今も精力的に活動するAntnio Adolfo(アントニオ・アドルフォ)率いるバンド、Brazuca(ブラズーカ)の71年作品『E A Brazuca』より。

男女ツインボーカルがポップかつ優雅に揺らめく、メロウでスタイリッシュなブラジリアン・ソフトロック。

 

Sérgio Ricardo – Conversação de paz

今年(2020年)亡くなってしまった、ピアニスト、ギタリスト、ソングライター、ヴォーカリストとしてだけでなく、映画監督として5本の作品も残している50年代~70年代ボサノヴァを代表するひとり、Sérgio Ricardo(セルジオ・リカルド)の71年作『Arrebentação』より。

ゆったりとずっしりと流れるアンサンブルにセルジオ・リカルドの渋めのボーカルと優雅なストリングスのコントラストが素晴らしいサイケ・ボッサ。

 

Erasmo Carlos – Vida Antiga

「ラテン音楽の王」と言われるロベルト・カルロス(サッカー選手じゃありません)と長年活動を共にしたコンポーザー、Erasmo Carlos(エラスモ・カルロス)の72年作『Sonhos E Memorias 1941-1972』より。

ビートルズやバーとバカラック以降のポップ様式とボサノヴァ・サンバといったブラジル音楽の陽気さが絶妙にブレンドされたユニークなMPBBadBadNotGoodがコンパイルした”Late Night Tales“でも取り上げられています。

 

Quarteto Em Cy – Tudo Que Voce Podia Ser

60年代から活躍するリオデジャネイロ出身の4姉妹ボサノヴァ・MPBコーラスグループ、Quarteto Em Cy(クアルテート・エン・シー)の72年タイトルアルバムからのハイライト。

ミルトン・ナシメントロー・ボルジェス、その他たくさんのバージョンもありますが、そちらのバージョンとはまた違った表現豊かなコーラス展開とグルーヴ感のあるロック&ジャジーなアレンジが堪らない永遠の名作。

 

Orlandivo – Paralelo

60年代から活躍するリオデジャネイロのコンポーザー、シンガーのOrlandivo(オルランヂーヴォ)の2006年セルフカバーアルバム『Sambaflex』より。

このちょっと気の抜けたようなヘタウマな歌い方は『Tuda Joiaに通ずる癒し系で、落ち込んでいるときやテンションが上がらないときに聴くことをおススメします。

落ち込んでいる自分がばかばかしくなるくらい元気をもらえること間違いなしな大らかなリラックスミュージック。個人的にも大好きなシンガーです。

 

Moacir Santos – Early Morning Love

セルジオ・メンデスらとも活動を共にした60年代から活躍するマルチ奏者、ジャズコンポーザーのMoacir Santos(モアシル・サントス)のブルーノートからリリースされた74年作品『Saudade』より。

聴いた瞬間からゴキゲンな気分になること間違いなしの、優雅な朝のコーヒータイムに必携作!

 

Manfredo Fest – Braziliana Nº 1

サンパウロ出身の盲目のジャズキーボード奏者、Manfredo Fest(マンフレッド・フェスト)のマニアから人気の高い76年作品『Brazilian Dorian Dream』より。

サンバを基調にアナログシンセ、フェンダーローズによるコズミックな展開、妖艶な女性スキャットが美しい、Azymuthにも通ずるサイケデリック・ジャズファンクの決定版。

 

Ana Mazzotti – Feel Like Making Love

早世した稀代の女性シンガー、Ana Mazzotti(アナ・マゾッティ)が遺した74年、Azymuthのバックアップによって作られたブラジリアンレアグルーヴの最高峰、『Ninguem Vai Me Segurar』より。

コーヒーと言ったらこの曲、といっても過言ではないロバータ・フラックの名曲カバーの中でもVelly Joonasと並ぶ最高の出来。

 

少し濃いめの カフェBGM  : まとめ

少し濃いめの カフェBGM / ブラジルミュージック9選でした。ブラジリアンサイケ、レアグルーヴ、アコースティック、MPBの中でも押さえておきたい名曲たちです。

気に入ったらそのアルバムも是非チェックしてみてください。まだまだ良い曲がたくさん見つかりますよ!