カマシ・ワシントン、サンダーキャット、テラス・マーチン・・・WCGD(ウェストコースト・ゲットダウン)一派の重要人物、陽気なキーボードマエストロ、「プロフェッサー・ブギー」こと Brandon Coleman (ブランドン・コールマン)。
LAビート界のパイオニア、Flying Lotusが主宰するBrainfeederとの契約によって2018年アルバム『Registance』や、Kamasi Washingtonの「The Epic」の大ヒットによって、コラボレイターでもあるBrandon Colemanにも注目が集まりリイシューされた2011年作「Self Taught」によってソロとしてのブランドン・コールマンワールドが展開されてきましたが、あれから4年の月日を経て2022年5月にアルバム『Intersteller Black Space』をリリース。
ジャズ、ディスコ、ブギー、R&B、エレクトロ、ソウル、ファンクをファンキーに料理した究極のブラックコンテンポラリー・ワンダーランドを聴いていきたいと思います。
Brandon Coleman : レビュー
Blast Off
『Intersteller Black Space』より。Branbdon Coleman版プリンス系ミネアポリスファンク!
We Change (Part I) feat. Kamasi Washington
盟友とのコラボレーションでも貫くファンク&ブギー魂!
All Around The World
『Registance』より。ハービーハンコックや同郷West Coast Get Downのジョセフ・ライムバーグの作品に近いコズミック・メロウブギー!
Giant Feelings feat. Patrice Quinn & Techdizzle
カマシ・ワシントン作品のメインボーカリスト、パトリス・クイン、ホーンセクションはカマシ・ワシントン、ライアン・ポーター、クリストファー・グレイと、もうそっち系好きな方には堪らない内容です。
とにかく明るいプロフェッサー・ブギー、 Brandon Coleman (ブランドン・コールマン)。
Funkadelic、Zapp、Dr.Dre、DJ Quik、Dam Funk・・・と連綿と引き継がれる西海岸ファンクネスの伝統を受け継ぐような作品。
前作同様ジャズというより、ウェストコースト・コズミック・ファンク・オデッセイといった趣です。